2019.02.21
8月14日(現地時間13日)、ヒューストン・ロケッツはキャリア15年のベテラン、カーメロ・アンソニーと正式に契約を結んだ。
デンバー・ナゲッツ在籍時にチームメートとしてプレーしたネネ(ロケッツ)は、「彼は今でもリーグで10本の指に入る選手」と語り、カーメロを絶賛していたのだが、ここにきてPJ・タッカーもカーメロについてコメントをしていた。
8月23日(同22日)、現地メディア『The Athletic』に掲載された記事には、そのタッカーが自身の意見を口にしていたので紹介したい。
「多くの人たちはいつだってメロ(カーメロの愛称)について、ああだこうだと言ってくる。メロはすばらしいバスケットボールプレーヤーなんだ。それに彼はこのリーグにおいて史上有数のスコアラーでもある。このチームに来ても彼はたくさん得点するだろうし、うまくフィットすると思うよ」。
ニューヨーク・ニックス在籍時の2012-13シーズンに平均28.7得点を挙げて得点王となったカーメロは、これまでのキャリア15シーズンで通算2万5,417得点を挙げてきた。これは歴代19位にランクインするほどの見事な実績である。
昨季所属したオクラホマシティ・サンダーに続き、今季も新たな環境でプレーすることとなるのだが、タッカーはその点についても「問題ない」と返答している。
「クリス・ポールのためにプレーするのは簡単さ。決して難しいことじゃない。僕には『ポールとプレーできない』と言う人のことが全く分からないね。彼(カーメロ)ならばタイムアウト明けからコートに入っても、どのポジションに行くべきか伝えることができ、毎回ハードにプレーしてくれるさ」。
思えば1年前、タッカーもロケッツへ加入し、ジェームズ・ハーデンとポールというリーグ最高級の選手で構成されるバックコートデュオと共にプレーしていた。ハーデンとポールはそれぞれケガによる欠場があった中、タッカーは全82試合(うち先発は34試合)に出場し、平均27.8分6.1得点5.6リバウンド1.0スティールをマークし、リーグトップとなる65勝を記録した功労者の1人となった。
33歳のタッカーは、198センチ111キロという屈強な肉体とメンタルタフネスを駆使し、粘り強いディフェンスで相手選手を苦しめ、主に3ポイントシュートやオフェンシブ・リバウンドから得点を稼ぐ。
昨季のプレーオフでは全17試合に先発パワーフォワードとして出場。平均33.5分8.9得点6.5リバウンド1.3アシストに加え、3ポイントシューターとしても大活躍。46.7パーセントという高確率で平均2.1本を沈めてみせた。
今季のロケッツは、先発パワーフォワード(PF)にタッカー、ベンチスタートでカーメロを起用することになるというのが大方の予想となっている。ただし、試合展開によっては両選手が同時にコートへ立つこともあるだろう。
それでも、得点する方法を熟知しているカーメロと、チームのために身体を張るタッカーならば、問題なくプレーできるはずだ。
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