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8月31日(現地時間30日)、リーグの情報筋が『ESPN』に伝えたところによると、ヒューストン・ロケッツとフェニックス・サンズの2チーム間でトレードが合意に達したという。
The Rockets have sent Ryan Anderson and De'Anthony Melton to Phoenix for Marquese Chriss and Brandon Knight, per @wojespn. pic.twitter.com/iy8F1jNpuK
— Ball Don’t Lie (@Balldontlie) August 31, 2018
このトレードで、キャリア10年を誇るベテランフォワードのライアン・アンダーソンと、今年のドラフト2巡目全体46位でロケッツが指名したディアンソニー・メルトン(ガード)がサンズへ、サンズからはキャリア3年目を迎えるパワーフォワードのマーキーズ・クリスと7年目のコンボガード、ブランドン・ナイトがロケッツへ移籍することとなった。
ロケッツは今夏、アンダーソンのトレード先を模索しており、ようやく放出することが決まった。昨季終盤からローテーションを外れ、プレーオフではほとんど出番のなかったアンダーソンは、残り2シーズンで総額4,000万ドル以上の高額契約を残しており、これまで引き取り先が見つからない状態が続いていた。
208センチ108キロのアンダーソンは、長距離砲を得意とする“ストレッチ4”タイプのパワーフォワード。オーランド・マジック在籍時の2011-12シーズンには平均16.1得点7.7リバウンド、3ポイントシュート成功数で平均2.7本、成功率では39.3パーセントを記録し、最優秀躍進選手賞(MIP)を獲得。ニューオリンズ・ペリカンズでプレーした13-14シーズンには自己最高となる平均19.8得点に加え、3ポイントシュートの成功数(平均3.0本)と成功率(40.9パーセント)でも自己ベストをマーク。30歳のアンダーソンは、サンズでもアウトサイド主体のスコアラーとしてプレーすることになるだろう。
一方、ロケッツが獲得したクリスは208センチ105キロのパワーフォワード。今年2月1日(現地時間1月31日)には20歳と213日で通算100本の3ポイントシュート成功、100本のスティール、100本のブロックを突破。これまでに21歳未満でこの記録を達成したのはコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)、ケビン・デュラント(ゴールデンステート・ウォリアーズ)のみで、歴史に名を刻む史上4人目の快挙となった。
プレーの面では粗削りな部分が多いものの、ロケッツではインサイドにおけるフィニッシャーとしてローテーション入りを目指すこととなる。
また、190センチ85キロのナイトは、昨年7月に左膝前十字靭帯を断裂し、昨季を全休していた。ポイントガードとしてはサイズもあり、キャリア平均15.2得点4.3アシストを記録しているため、クリス・ポールとジェームズ・ハーデンの控えとしては十分合格点と言っていいだろう。ロケッツにはエリック・ゴードンも控えているため、急がずに万全な状態で復帰してチームに貢献したい。
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