2018.12.24

オースティン・リバースがロケッツとの契約に合意、ポール不在時の穴を埋められるか?

キャリア4チーム目にロケッツを選んだリバース[写真]=Getty Images
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リーグ上位チームとの連戦に備え、選手層を厚くしたロケッツ

 12月24日(現地時間23日)、リーグの情報筋が『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者へ伝えたところによると、オースティン・リバースがヒューストン・ロケッツと今季終了までの契約に合意したという。

 リバースは今季、ワシントン・ウィザーズで29試合(うち先発は2試合)に出場し、平均23.6分7.2得点2.4リバウンド2.0アシストをマーク。18日(同17日)にトレードでフェニックス・サンズへ移籍するも、プレーオフ出場を狙えるチームとの契約を希望し、解雇されていた。

 ロケッツは先発ポイントガードのクリス・ポールが左ハムストリングの負傷により、2、3週間の戦線離脱となっていた。リバースにはジェームズ・ハーデンエリック・ゴードンのバックアップ役を務めることが予想される。

 ロースターにはマイケル・カーター・ウィリアムズとブランドン・ナイトというガードがいるものの、前者はローテーションから外れており、後者は昨夏の左膝前十字じん帯断裂から復帰し、ここまで6試合に出場も、平均8.5分1.3得点。フィールドゴール成功率15.0パーセント、3ポイント成功率13.3パーセントと不発だった。

 なお、ロサンゼルス・クリッパーズにて、リバースはポールと約3シーズンを共にプレー。当時は決して良好な関係ではなかったものの、今回のリバース獲得について、ポールは好意的に受け取っているとリーグの情報筋は同メディアへ伝えたという。

クリッパーズ時代のネガティブな過去を清算したポール(左)とリバース(右)[写真]=Getty Images

 23日(同22日)終了時点で、ロケッツは17勝15敗でウエスタン・カンファレンス7位。今後はオクラホマシティ・サンダーとのクリスマスゲームを皮切りに、ボストン・セルティックス、ニューオーリンズ・ペリカンズ、メンフィス・グリズリーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、デンバー・ナゲッツ、ミルウォーキー・バックスと戦うことになる。ペリカンズとグリズリーズを除く6チームは、現在プレーオフ出場圏内の好位置におり、ハードなスケジュールと言っていいだろう。

 リバースにはリーグの上位チーム相手に、新天地で活躍が期待されている。まずはチームになじみ、ベンチから得点力と勢いをロケッツに持ち込んでほしいところだ。

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