2024.05.02

シクサーズが大逆転勝利を飾るも、マクシーの“4ポイントプレー”がミスコールと発表

第5戦で超人的な活躍を見せたマクシーだったが…[写真]=Getty Images
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 5月1日(現地時間4月30日、日付は以下同)。「NBAプレーオフ2024」イースタン・カンファレンス・ファーストラウンド第5戦がマディソン・スクエア・ガーデンで行われた。

 3勝1敗でシリーズ突破に王手をかけているホームのニックスに対し、1勝3敗で追い込まれたシクサーズにとっては絶対に負けられない一戦となり、両チームは同点6度、リードチェンジ16度を記録する大激戦を演じた。

 試合は第4クォーター残り28.2秒にニックスのマイルズ・マクブライドがジャンパーを沈め、シクサーズは6点(90-96)を追うという厳しい状況に陥るも、そこからタイリース・マクシーが残り25.1秒に左ウイングから3ポイントシュートをねじ込み、相手選手のファウルも獲得して4ポイントプレーを完遂。

 残り15.1秒にジョシュ・ハートのフリースロー1本が決まり、ニックスが3点リードとしたものの、シクサーズはマクシーが残り8.1秒に起死回生のディープスリーをヒット。97-97の同点に追いついたシクサーズは、延長序盤に5点ビハインドを背負うも、そこから見事挽回して最終スコア112-106で制した。

 シリーズを第6戦へ引き延ばしたシクサーズは、マクシーがプレーオフキャリアハイの46得点に5リバウンド9アシストの大暴れ。さらにジョエル・エンビードが19得点16リバウンド10アシストのトリプルダブルに4ブロック、トバイアス・ハリスが19得点8リバウンド、ケリー・ウーブレイJr.が14得点4リバウンドをマーク。

 シリーズはニックスの3勝2敗のため、依然としてシクサーズは追い込まれている状況に変わりない。ただ、敵地で第5戦を制し、ホームで行われる3日の第6戦をモノにすれば3勝3敗で逆王手をかけることができる。

 もっとも、NBAが発表した第5戦の“L2M”、ラスト・2ミニッツ・リポートによると、シクサーズの大逆転劇は起こるべきではなかった内容となった。第4クォーター残り25.1秒、マクシーが左ウイングでミッチェル・ロビンソンをフェイクで跳ばせてファウルをもらい、4ポイントプレーを決めた場面で、レフェリーがマクシーのトラベリングをミスコールしていたと発表。

 このプレーに加え、レギュレーション最後のプレーでニコラ・バトゥーム(シクサーズ)がジェイレン・ブランソン(ニックス)のフローターをブロック後に終了となったのだが、残り0.4秒でニックスのポゼッションで再開されるべきだったことなど、複数のミスコールがあったとしている。

 両チームによるシリーズは、ニックスが大逆転勝利を飾った第2戦でもミスコールがあったと“L2M”で発表されているものの、第5戦も含めてここから試合結果が覆ることはないというのが現状だ。

 3日のシリーズ第6戦も、激戦となる様相となっていることから、こうしたミスコールがないことを願いたい。

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