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NBAの2023-24レギュラーシーズンで、全30チームの平均得点は114.21を記録し、前身のBAA時代を含めて歴代10位の高得点をたたき出した。
ところが、4月21日(現地時間20日、日付は以下同)に幕を開けた「NBAプレーオフ2024」は、5月14日を終えた時点で平均105.29得点まで下降している。
『ESPN』によると、レギュラーシーズンからプレーオフにかけて、平均8.92得点もダウンしているのは、現時点で過去最多ペースだという。
12分間×4クォーターのレギュレーション48分間におけるポゼッション数を指すペースでは、レギュラーシーズンの98.5に対し、プレーオフでは92.9までダウン。
プレーオフになると得点が減少傾向にあるとはいえ、過去最多ペースで落ちている要因の1つは、おそらくスター選手たちの不在または不調だろう。
ウェスタン・カンファレンスではザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)がケガのため全休、カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)もダラス・マーベリックスとのファーストラウンド6戦のうち2試合しか出場できなかった。
一方のイースタン・カンファレンスでも、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ジミー・バトラー、テリー・ロジアー(いずれもマイアミ・ヒート)がケガのためファーストラウンド全休を余儀なくされた。
さらに、バックスのデイミアン・リラードは2試合を欠場、ボストン・セルティックスのクリスタプス・ポルジンギスとクリーブランド・キャバリアーズのジャレット・アレンは戦線離脱が続いており、キャブズは14日のカンファレンス・セミファイナル第4戦で得点源のドノバン・ミッチェルも欠場。ニューヨーク・ニックスではジュリアス・ランドルがプレーオフを全休しているほか、現在はボーヤン・ボグダノビッチ、ミッチェル・ロビンソン、OG・アヌノビーも離脱している。
また、レギュラーシーズンで平均33.9得点を残して初の得点王となったルカ・ドンチッチ(マーベリックス)は、右ヒザと左足首を痛めていることもあり、プレーオフでは平均26.7得点まで落ちている。
バスケットボールではケガもゲームの一部とはいえ、スター選手たちの欠場が続出していることが、平均得点減少の要因の1つになっていると言えるだろう。
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