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4月29日(現地時間28日、日付は以下同)。イースタン・カンファレンス第2シードのニューヨーク・ニックスと、第7シードのフィラデルフィア・セブンティシクサーズによる「NBAプレーオフ2024」ファーストラウンド第4戦が、ウェルズファーゴ・センターで行われた。
シクサーズは26日にホームで開催された第3戦を125-114で勝利。この試合でジョエル・エンビードがゲームハイの50得点に8リバウンド4アシスト、タイリース・マクシーが25得点7アシスト2スティールと両輪が躍動し、シリーズ初勝利を飾ったシクサーズは、ホーム連勝を狙ってこの試合を迎えた。
だが第4戦は両チームとも100得点未満のロースコアとなり、アウェーのニックスが97-92でモノにし、3勝1敗でカンファレンス・セミファイナル進出に王手。
シリーズ最初の2戦でいずれもフィールドゴール成功率31.0パーセント未満に終わっていたジェイレン・ブランソンは、第3戦で同48.1パーセント(13/27)と復調して39得点に13アシストを残していたのだが、第4戦でさらにギアを上げた。
27歳のオールスターガードは、第4戦で43分32秒コートに立ち、フィールドゴール成功率52.9パーセント(18/34)を含むプレーオフ自己最多の47得点に4リバウンド10アシストと大車輪の働きで見事勝利へ導いた。
「自分が引退したら今日のことを振り返るだろうね。これはマジだ。今は最高の気分で、僕らの勝利を助けたんだから。けど今は何もすることはない。前に進むんだから」
47得点の大暴れを見せたブランソンは試合後にそう語った。それもそのはず、これはニックスの選手としてプレーオフにおける球団新記録。これまでバーナード・キングが2度46得点を残しており、パトリック・ユーイングが45得点、ウィリス・リードが43得点、カーメロ・アンソニーが42得点と、レジェンドたちが40得点ゲームを達成したのだが、ブランソンは彼らの記録を塗り替えたのだから、そう思うのも当然だろう。
ニックスではOG・アヌノビーが16得点14リバウンド3ブロック、マイルズ・マクブライドが13得点4リバウンドを残したとはいえ、チームの半分近くの得点を1人で稼ぎ出したブランソンの活躍なしに勝利はなかった。
シリーズ戦績を3勝1敗としたニックスは、5月1日にホームのマディソン・スクエア・ガーデンで行われる第5戦で勝利できれば、2年連続のファーストラウンド突破となる。
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