2018.12.26

カイリーが真骨頂のクラッチショットを連発! セルティックスが延長でシクサーズを下す

ゲームハイの40得点をたたき出し、セルティックスを勝利へと導いたカイリー[写真]=Getty Images
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点の取り合いとなったイースト上位チームの対決はセルティックスに軍配

 12月26日(現地時間25日)、ボストン・セルティックスがホームのTDガーデンにフィラデルフィア・セブンティシクサーズを迎えてクリスマスゲームを行った。

 両チームは10月17日(同16日)の開幕戦で激突し、セルティックスが105-87で勝利。敗れたシクサーズは、11月中旬にオールスターのジミー・バトラーを加えて戦力アップに成功。バトラー加入後、シクサーズは初のセルティックス戦に意気揚々と臨んだ。

 セルティックスの6点リード(57-51)で折り返したこのゲーム。第3クォーター序盤にカイリー・アービングのショットでセルティックスがリードを8点に広げると、シクサーズの新生ビッグ3が奮起。バトラーとジョエル・エンビードの3ポイントが立て続けに決まると、ベン・シモンズがダンクをたたき込み、シクサーズが8連続得点で一気に同点へ。

 するとセルティックスはジェイソン・テイタムの3ポイントプレー、マーカス・モリスの3ポイントなどでシクサーズを突き離し、残り7分8秒で10点差をつけるも、シクサーズは3ポイント攻勢で逆襲。

 ランドリー・シャメット、バトラー、マイク・マスカーラの長距離砲とエンビードのフリースローなどで加点したシクサーズは、このクォーターを38-29とリードし、3点差(89-86)をつけて最終クォーターへ。

エンビード(右)は12本すべてのフリースローを決めるなど高確率にショットを沈めて34得点を奪取[写真]=Getty Images

 第4クォーター開始早々、セルティックスはテリー・ロジアーの3ポイントで同点に追いつくと、両チームによる今季第2戦はリードが入れ替わる熱戦へ突入。残り1分39秒でウィルソン・チャンドラーがフリースロー2本を決めてシクサーズが1点リードするも、カイリーのショットでセルティックスが逆転に成功。

 今度はチャンドラーがバトラーのアシストから残り37.1秒で3ポイントをヒット。シクサーズが2点をリードし、ゲームを締めにかかるも、カイリーが残り20.9秒で同点弾をお見舞いし、セルティックスが延長へと持ち込んだ。

 延長序盤、シクサーズはエンビード、バトラー、JJ・レディックのショットで5点差をつけると、セルティックスはテイタムとゴードン・ヘイワードの活躍で点差を縮めていく。だがシモンズのフリースロー1本が決まり、残り2分15秒でシクサーズが114-112とリードを保つ。

 ここでリーグ最高級のクローザー、カイリーが本領発揮。残り2分1秒に3ポイントを決めてセルティックスを1点リードへ導くと、残り1分29秒にはロング3をリングへと突き刺し、リードを4点へと広げた。これが決め手となり、延長にもつれた試合はセルティックスが121-114で勝利。

クラッチタイムで自身のプレーを一段階引き上げて勝利をもたらしたカイリー

 勝利したセルティックスでは、5本の3ポイントを沈めたカイリーがゲームハイの40得点に10リバウンド3アシスト、モリスが23得点6リバウンド、テイタムが23得点10リバウンド2スティール2ブロック、ロジアーが10得点5リバウンドを挙げた。

 殊勲の活躍を見せたカイリーは試合を終えると「ハイレベルな競争だった。僕はベスト(な相手)に立ち向かうことが大好きなんだ。レギュラーシーズンではこういう機会はあまりないからね。特にクリスマスのような休日ではなかなかないよ」と『AP』へコメント。

 一方のシクサーズでは、エンビードが34得点16リバウンド2ブロック、バトラーが24得点5リバウンド4アシスト3スティール、レディックが17得点、チャンドラーが15得点5リバウンド、シモンズが11得点14リバウンド8アシスト。

 プライベートでも仲が良く、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックのアメリカ代表ではチームメートだったカイリーにビッグショットを許してしまったバトラーは、「彼はタフショットを決めてみせた。あれこそが彼のプレーなんだ」と友人について語っていた。

バトラーの頭越しに延長へと持ち込む同点弾を決め切ったカイリー[写真]=Getty Images

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