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1月10日(現地時間9日)に行われたヒューストン・ロケッツ戦。ミルウォーキー・バックスは大黒柱ヤニス・アデトクンボが27得点にキャリアハイの21リバウンドを奪い、116-109で勝利した。
この試合でゲームハイの42得点に11リバウンド6アシストを獲得した、今季のMVP候補ジェームズ・ハーデンよりも優れているのかと『ESPN』から聞かれたアデトクンボは、「どうだろうね。正直なところ、僕が気にしているのは勝つことだけなんだ」と明かした。
だがチームメートのブルック・ロペスはアデトクンボについて最大級の賛辞を送っていた。今季からバックスに新加入し、キャリアハイとなる平均2.6本の3ポイントを決めているビッグマンのロペスは『ESPN』へこう語っている。
「僕が間違いないと思ってるのは、ロッカールームとリーグ全体を見渡してこのチームにはリーグのベストプレーヤーがいるんだということ。彼は数多くの部分でこのチームをけん引し、チームメートたちのプレーを引き上げているんだ。それをコート上のいたるところでコンスタントにこなしている。だから毎晩見ていてすごく印象的なんだ」。
バックスは1月12日(同11日)終了時点でトロント・ラプターズ(32勝12敗)に次ぐリーグ全体2位の29勝12敗を記録。アデトクンボは平均26.6得点12.8リバウンド6.0アシストと主要3項目でチームトップの成績を挙げているほか、1.3スティール1.5ブロックと大車輪の活躍を見せている。
それでも、アデトクンボは謙虚に「今気にかけているのは成長していくことと、チームの勝利を手助けすること」と語り、ベストプレーヤーかどうかについては「いつか僕もそうなるんじゃないかな、とは思ってる。でも今の時点で僕がそこにいるのかは分からないね。ただ、その位置までたどり着けるようにどんなことでもしてみせるよ。僕は(リーグのベストプレーヤーに)なりたいから」と続けた。
アデトクンボは昨年まで2年連続でオールスターに選出されており、昨年はレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)に次ぐリーグ全体2位のファン投票の得票数を得ており、実力者たちがそろう球宴の舞台でも規格外の万能戦士ぶりを発揮。このまま順調に得票数を伸ばすことができれば、今年はイースタン・カンファレンスのキャプテンを務めることになるかもしれない。
今後もバックスで勝利を積み重ねていき、プレーオフでも勝ち上がることができれば、アデトクンボに対する評価はますます高くなるに違いない。そしてリーグのベストプレーヤーとなるべく、アデトクンボは練習の鬼と化し、ハードなトレーニングを自らへ課していくことだろう。
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