競争の中に垣間見た、美しき家族愛
5月15日(現地時間14日)より、ポートランド・トレイルブレイザーズとゴールデンステイト・ウォリアーズのウエスタン・カンファレンス・ファイナルが行われている。その中でファンから注目されているのは、ウォリアーズのステフィン・カリーとブレイザーズのセス・カリーによる兄弟対決だ。
両者はかつてNBAで活躍したデル・カリー(元シャーロット・ホーネッツほか)の息子たちとして知られ、今回はカンファレンス・ファイナルという大舞台での直接対決が実現した。
兄のステフィンは同シリーズの第1戦終了後の会見にて、会場にブレイザーズのユニフォームを着て自分を応援してくれる母、ソニア・カリーの姿を見て、「奇妙な感じだよ」と苦笑を交えてコメントした。
この日、カリー兄弟の両親は、コイントスで誰がどちらを応援するかを決めた。結果的に父は兄のステフィンを、母は弟セスを応援することになったが、試合観戦中はどちらも関係なく息子たちに声援を届けていた。
ウォリアーズのスティーブ・カーヘッドコーチがカリー家について、「彼らはNBAにおけるロイヤル・ファミリーみたいだね」とコメントを残したように、彼らの素敵な家族愛も、このシリーズの注目すべき大きなポイントになることだろう。