キャリア最長の出場時間を記録し、ゲームハイの36得点でシリーズ初勝利に貢献
5月20日(現地時間19日)に行われたミルウォーキー・バックスとのイースタン・カンファレンス・ファイナル第3戦。トロント・ラプターズはホームのスコシアバンク・アリーナで2度の延長にまでもつれる大激戦を演じ、118-112でシリーズ初勝利を手にした。
第4クォーター残り7秒。ラプターズは2点リードしていたものの、クリス・ミドルトンがショットをミスするも、自らオフェンシブ・リバウンドをもぎ取り、延長へと持ち込む貴重なショットを沈めた。
1度目の延長残り1分29秒。レナードがジャンパーを放り込み、ラプターズに4点のリードをもたらすも、マルコム・ブログドンのショットとジョージ・ヒルのフリースロー2本で同点に追いつかれて2度目の延長に。
だが2度目の延長ではレナードが1人で8得点をたたき出し、ラプターズが初勝利。この試合で両チームトップの52分8秒プレーしたレナードだったが、第1クォーター途中にレイアップを放った後、不自然に着地し、足を痛めたかのように見えた。
だがその後もプレーし、ゲームハイの36得点に加えて9リバウンド5アシスト2スティール1ブロックと大車輪の活躍を見せた。試合後、現地メディアからコンディションについて聞かれたレナードは「僕は大丈夫。今後も戦い続けるし、プレーするつもりさ」と返答。
キャリア最多となる出場時間を記録したことで、自身のコンディションに影響を与えるかと聞かれたレナードは「間違いないね」と認めたものの、「これはプレーオフだからね。30分プレーしようとそう感じるものさ」とレナード。
第3戦に勝利したとはいえ、ラプターズは1勝2敗と負け越しているため、22日(同21日)に行われるシリーズ第4戦もマストウィンゲームとなる。ここまで両チームトップの平均32.7得点に8.7リバウンド3.0アシスト1.7スティールを残すレナードが出場できないとなれば、ラプターズは圧倒的に不利となる。
だがレナードの欠場はなさそうだ。「(僕の足について)心配する必要はないよ。僕は治療を受けて、次の試合へと進むだけさ」と頼もしい言葉を残した。
バックスとしては、大黒柱ヤニス・アデトクンボが12得点に終わった第3戦から復調してほしいところ。シリーズ第4戦を制することができればNBAファイナル進出へ王手をかけることができるだけに、バックスは序盤からアグレッシブに立ち向かってくるだろう。
ラプターズはシリーズを2勝2敗のタイへと引き戻すことができるのか。シリーズの行方を左右する次戦に注目したい。