2019.05.16

盤石なバックスがシリーズ初戦を勝利! ロペスはプレーオフキャリアハイの29得点

第4Qに3本の3ポイントを沈め、29得点をマークしたロペス(中央)[写真]=Getty Images
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一筋縄ではいかないバックスのバスケット

 5月16日(現地時間15日)、トロント・ラプターズとミルウォーキー・バックスのイースタン・カンファレンス決勝の第1戦が、バックスのホームであるファイサーブ・フォーラムにて行われた。

 試合は開始からバックスのヤニス・アデトクンボが速攻からダンクを叩き込むと、序盤からチームに勢いを与えてそのまま主導権を握るかと思われた。だがラプターズはカイル・ラウリーの3ポイントシュート、パスカル・シアカムのプルアップジャンプシュートなどで得点を記録し続けて、前半は逆転を許さずに59-51の8点リードでハーフタイムへ。

 後半に入ってからは、バックスはディフェンスでラプターズのターンオーバーを誘発。トランジションからスピードを活かしてエリック・ブレッドソーがレイアップを決めるなど、徐々に点差を詰めていく。これらの一連のプレーから第3クォーターより流れを引き寄せていくと、第4クォーターではブルック・ロペスの2連続3ポイント、ニコラ・ミロティッチのフリースローでついに逆転した。

3ポイントを7本沈め、アグレッシブに戦ったラウリー[写真]=Getty Images

 ラプターズは引き下がることなく、シュートタッチのいいラウリーがラインから離れた位置から、そして左コーナーからも強気の3ポイントを2連続で成功。積極的に攻撃を続けたが、バックスは第4クォーター残り3分31秒からディフェンスが機能すると、ロペスが3ポイントやリバウンドなど要所で活躍を見せ、リードを守りきり100-108で初戦を制した。

 2001年以来となるカンファレンス決勝において勝利を収めたバックス(1勝0敗)は、ロペスが29得点11リバウンド4ブロック、アデトクンボが24得点14リバウンド6アシスト2スティール、マルコム・ブロングトンが15得点3アシスト、ミロティッチが13得点6リバウンド、クリス・ミドルトンが11得点11リバウンドを記録。

 そしてプレーオフキャリアハイとなる29得点をマークし、終盤に活躍を見せたロペスが以下のようにコメントを残した。

「チーム全員の努力の結果だよ。いいエネルギー、いいディフェンスがあってそれを続けたんだ。決して諦めないことを試合で学び、シーズンを通して我々は結束している。競争を続けてハードに戦い抜くことが重要なんだ」

 敗れたラプターズ(0勝1敗)は、カワイ・レナードが31得点9リバウンド3スティール、ラウリーが3ポイント7本を含む30得点8リバウンド、シアカムが15得点6リバウンド、ダニー・グリーンが6得点6リバウンド2スティール、マルク・ガソルが6得点12リバウンド5アシストをマーク。中心選手であるレナードとラウリーの2人で合計61得点を稼いだが、ゲーム終盤のバックスのディフェンスを突破することができなかった。次戦はアジャストし、試合を制してくることに期待したい。

 両チームによる第2戦は5月18日(同17日)に、ファイサーブ・フォーラムにて行われる。

攻守でオールラウンドに活躍を見せたアデトクンボ[写真]=Getty Images

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