今季の新人王に輝いたルカ・ドンチッチ「新人王に選ばれてうれしい。特別なことだね」

スロベニア出身のドンチッチが新人王に[写真]=Getty Images

得点、アシストなどでチームトップ、トリプルダブルはリーグ4位タイの好成績

 6月25日(現地時間24日)、カリフォルニア州サンタモニカのバーカー・ハンガーにて、『2019 NBAアウォーズ』が行なわれた。

 今季の新人王の最終候補には、ディアンドレ・エイトン(フェニックス・サンズ)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)の3選手がノミネートされていたのだが、この賞に輝いたのはドンチッチ。

 昨年のドラフトでホークスから1巡目3位指名されたドンチッチは、当日にヤング(5位指名)らとのトレードでマブスへ移籍。19歳で迎えたルーキーシーズンで、ドンチッチは早速マブスのエースとして大活躍を見せた。

 ドンチッチは出場した72試合すべてでスターターを務め、平均32.2分21.2得点7.8リバウンド6.0アシスト1.1スティールをマーク。シーズン全体のスタッツで、ドンチッチはこれらの項目でチームトップの数字を残している。

 ハイレベルなバスケットボールIQと華麗なムーブ、高いシュート力に華やかなパスセンスを兼備したドンチッチは、NBAへ一大センセーションを巻き起こし、トリプルダブルはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の8回と並んでリーグ全体で4位タイと見事なパフォーマンス。

ドンチッチは巧みなフェイクと緩急をつけたドライブからセンス抜群のプレーを見せた[写真]=Getty Images

 オールスターのファン投票ではリーグ全体で3位となる424万2,980票を記録するなど、リーグトップレベルの得票数を獲得。人気の面でも強烈なインパクトを残した。

 新人王受賞後、「僕は自分に対して常に自信を持ってるんだけど、ディアンドレとトレイはすばらしいシーズンを送っていたから、(新人王受賞については)あまり自信を持っていなかったんだ。だからこの賞を受賞できてうれしいし、すごく特別なこと」と振り返ったドンチッチ。

 また、ルーキーシーズンで自身をサポートしてくれた人たちについて、ドンチッチは「本当にたくさんの人たちが僕を手助けしてくれたよ。まずは家族だね。あとはもちろん、チームメートたちやコーチ陣が挙げられるね。それに、選手たちだけでなく、多くの人たちが僕をサポートしてくれたんだ」と感謝を述べている。

 昨年はオーストラリア出身のベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、今年はスロベニア出身のドンチッチと、新人王は2年連続で外国籍出身選手が獲得することとなった。

来季、ドンチッチにはオールスター選出とプレーオフ出場を期待したい[写真]=Getty Images

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