2019.11.21

NBA史上最速! ルカ・ドンチッチが約26分で30得点超えのトリプルダブルに到達!

ウォリアーズ戦で驚異的なパフォーマンスを見せたドンチッチ(左)[写真]=Getty Images
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戦力不足のウォリアーズを手玉に取り、35得点10リバウンド11アシストと爆発

 キャリア2年目を迎えた20歳、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)の勢いが止まらない。201センチ98キロに豊富なスキルを兼備した万能戦士は、開幕からオールラウンドなプレーに磨きをかけている。

 11月20日(現地時間19日)終了時点で平均29.5得点はリーグ4位、平均10.7リバウンドがリーグ11位、平均9.3アシストはリーグ2位といずれも高順位におり、トリプルダブルはリーグトップの6度達成と、オールスター選出当確と言っていい活躍を見せている。

 19日(同18日)のサンアントニオ・スパーズ戦ではいずれもゲームハイとなる42得点11リバウンド12アシストという驚異的なトリプルダブルを達成して117-110で勝利の殊勲者に。

スパーズ戦では得点、リバウンド、アシストの主要3部門でゲームハイをたたき出した[写真]=Getty Images

 そして21日(同20日)のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦では、第1クォーターだけで22得点5リバウンド5アシストをたたき出し、なんと25分30秒のプレータイムで30得点超えのトリプルダブルに到達し、NBA史上最速記録を更新。

 この日のドンチッチは、フィールドゴール18投中11本(うち3ポイントは10投中6本)を成功、フリースローを8投中7本決めてゲームハイの35得点に10リバウンド11アシスト3スティール。出場時間帯における得失点差は圧巻の+45。

 “ルカ・マジック”によってマブスはウォリアーズに一度もリードを許さず、142-94と、48点差を付けて快勝を収めている。

 第1クォーターを終えたスタッツ(22得点5リバウンド5アシスト)を見たというドンチッチは、「何て言えばいいのか、分からなかったね。すごいなぁ、とは思ったよ。でも僕はバスケットボールを楽しんでいるだけ」と謙そん。

 これはおそらく、「彼が今日のようなプレーを続けることができれば、たぶん50得点はできるだろう。彼は今、最大級の自信を持ってとんでもないプレーを見せてくれている」とチームメートのティム・ハーダウェイJr.が口にしたように、ほかの選手や相手チームの選手たちがドンチッチ本人よりも強烈な印象を受けていると言っていいだろう。

 ドンチッチ率いるマブスは、23日(同22日)にクリーブランド・キャバリアーズ戦を行い、25日(同24日)にはヒューストン・ロケッツと戦うこととなる。ロケッツでは平均得点を40に乗せようかという猛烈な勢いでスコアリングするジェームズ・ハーデンがおり、ドンチッチとの対決は大きな注目を集めること間違いなしだ。

華やかなプレーの数々でNBAを席巻するドンチッチ。この勢いは止まりそうもない[写真]=Getty Images

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