今季終了後にはノビツキーを抜いて歴代3位まで順位を上げることが濃厚
12月18日(現地時間17日)。アトランタ・ホークスのビンス・カーターがニューヨーク・ニックス戦でプレーしたことで、通算1,504試合目の出場となった。
これにより、カーターはジョン・ストックトン(元ユタ・ジャズ)と並んでNBA歴代4位タイに浮上。
前人未到のキャリア22シーズン目をプレーするカーターは、ニックス戦前の段階で22試合に出場して平均15.8分5.6得点1.9リバウンド1.0アシスト。ショット成功率全般でキャリアワーストに近い数字となっているカーターだが、コート上における働きは現役最年長の42歳とは思えないほどの貢献を見せている。
16日(同15日)のロサンゼルス・レイカーズ戦。ホークスはリーグベストの戦績を残すレイカーズ相手に5点差の好ゲームを演じ、カーターは21分プレーして7得点1リバウンド2アシスト1スティール。
出場時間における得失点差ではレブロン・ジェームズ(レイカーズ)と並んで両チームトップタイとなる+10をマーク。「我々はベストを尽くして競い合った。選手たちのことを誇りに思う」とロイド・ピアースHC(ヘッドコーチ)が語った言葉には、カーターへの称賛も含まれていると言っていい。
来年の1月26日に43歳を迎えるカーターだが、9日(同8日)のシャーロット・ホーネッツ戦ではシーズンハイとなる17得点を挙げて勝利に貢献。6勝21敗でイースタン・カンファレンス13位タイに沈むホークスにおいて、貴重なベテランとして奮闘を続けている。
今季終了後に現役引退が濃厚なレジェンドは、ケガによる長期欠場さえなければ、ダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス/1,522試合)の記録を上回り、歴代3位まで順位を上げることができるだろう。