2019.11.05
10月25日(現地時間24日)。アトランタ・ホークスはレギュラーシーズン開幕を迎え、アウェーのリトル・シーザーズ・アリーナに乗り込み、デトロイト・ピストンズと対戦した
ゲームは2年目を迎えたポイントガード、トレイ・ヤングが大暴れ。「僕はいつだって絶好調だと感じている」と試合後に語ったヤングは、いずれもゲームハイとなる38得点9アシストに7リバウンドを奪うパフォーマンスでピストンズ撃破に大きく貢献。
ホークスは連戦となったピストンズを相手に117-100で勝利し、白星発進となった。チーム全体でもフィールドゴール成功率51.2パーセントとショットが好調で、ヤングは両チーム最多となる出場時間における得失点差(+17)を記録した。
「昨年のこの時期よりも、今の僕はすごく快適なんだ。もちろん、僕はもうルーキーじゃないからね。今夜はすごくいい感じだった。2、3本ショットが決まってからは、この調子で突き進めると思ってたよ」とヤング。
また、この日はホークスのルーキー3選手もNBAデビュー。ディアンドレ・ハンター(14得点2リバウンド)とキャメロン・レディッシュ(1得点7リバウンド)が先発出場、ベンチスタートのブルーノ・フェルナンドが7得点3リバウンド2アシストで初戦を終えた。
その一方で、今夏ホークスと再契約を結んだ現役最年長(42歳)のビンス・カーターもピストンズ戦へ出場。これにより、NBA史上最長となるキャリア22シーズン目をスタートさせた。
カーターは約10分プレーして無得点に1アシスト1ターンオーバーに1ファウル。2本放ったショットはリムに嫌われてしまったものの、出場時間帯における得失点差は+10と、決して悪くない数値。
「ビンスはこのチームを安定させてくれるんだ。このチームのスターターは彼(カーター)の半分くらいの年齢の選手たちばかりで、ロースターの中には彼がNBA入りした時(22歳)に生まれてさえいなかった選手もいる。彼は今夜、得点を挙げることはできなかったけど、このチームの勝利を手助けしてくれたすべてがボックススコアで分かるものではないよ」とロイド・ピアースHC(ヘッドコーチ)は大ベテランを評価していた。
開幕前、カーターは「毎試合、僕はプレーできるということを示したいんだ。もちろん、僕が出場できるかはコーチの判断次第ではあるけど、自分のコンディションを整えてそれを実行していきたいね」と『ESPN』へ語っており、今季初戦から有言実行してチームの勝利に貢献してみせた。
タレントが集まりつつあるホークスで、カーターが毎試合コートに立つことができるかは不透明。だが若手ぞろいのチームにおいて、この男が大きな存在であることは間違いない。
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