「当初は悲しい気持ちもあったが、私たちはこの1年を楽しもうと努力した」とジョーダンが振り返る
1990年代に8年間で6度の優勝という王朝を作り上げたシカゴ・ブルズのドキュメンタリー・シリーズが、4月20日(現地時間19日、日付は以下同)から『ESPN』で配信される。
これは『The Last Dance』となった1997-98シーズンのブルズを追跡したもので、マイケル・ジョーダン、スコッティ・ピペン(共に元ブルズほか)、デニス・ロッドマン(元デトロイト・ピストンズほか)らを中心に、6度目の優勝を飾ったブルズに焦点を当てたドキュメンタリー番組である。
当初は6月に公開予定だったものの、新型コロナウイルスの影響でスポーツイベントが軒並み中止となる中、1日に『ESPN』がスポーツ番組を望むファンの声に応え、前倒しで公開されることとなった。
『The Last Dance』はアメリカ以外でもNetflixで視聴が可能で、「Netflix Japan」では20日から配信開始となる。
「バスケットボール界の神様」マイケル・ジョーダン⛹️♂️
シカゴ・ブルズとして最後となったNBAファイナルの未公開映像など、NBAを牽引してきたレジェンドの軌跡を振り返る。
ドキュメンタリーシリーズ『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』は4/20より配信スタート!#ネトフリ pic.twitter.com/gtCHsRvPvG
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) April 1, 2020
なお、この『The Last Dance』というタイトルの背景は、当時ブルズを指揮していたフィル・ジャクソンHC(ヘッドコーチ)の発言から生まれたものとされている。
17日に『Good Morning America』へ電話出演したジョーダンは「フィルがシーズン開幕前に『これがラストダンスだ』と言ったので、私たち全員がそのつもりでプレーした。全員が、『これが最後だ』という思いをかみしめて1シーズンをプレーすると共に、正しい形でシーズンを締めくくることに集中したんだ。当初は悲しい気持ちもあったが、私たちはこの1年を楽しもうと努力した」と話していた。
このシーズンのジョーダンは、82試合にフル出場して平均28.7得点でNBA記録を更新する10度目の得点王に輝いたほか、5.8リバウンド3.5アシスト1.7スティールを記録。シーズンMVP、オールスターMVPに加え、ユタ・ジャズとのファイナル第6戦で歴史に名を残す“The Last Shot”を沈める超絶パフォーマンスを魅せる大活躍でブルズに6度目の優勝をもたらし、ファイナルMVPにも輝いてMVPを独占。
NBA史上有数のドラマティックなエンディングとなった97-98シーズンのブルズ。この機会にチェックしてみてはいかがだろうか。