2020.05.20

世界中で話題となった『ザ・ラストダンス』第9、10話の平均視聴者数は590万人

『ザ・ラストダンス』によって、ジョーダンが持つ絶大な影響力が改めて証明された[写真]=Getty Images
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全10話をとおして平均490万人から630万人がライブで視聴

 4月20日(現地時間19日、日付は以下同)から配信がスタートした『ザ・ラストダンス』は、5月18日の第9、10話をもって終了。最後はデニス・ロッドマン(元デトロイト・ピストンズほか)が愛してやまないロックバンド、パール・ジャムの「Present Tense」(1996年発売のアルバム『No Code』に収録)をBGMに、5週に渡って世界中のスポーツファンを虜にしてきた珠玉のドキュメンタリーはエンディングを迎えた。

 シカゴ・ブルズが最後に優勝した1997-98シーズンを追跡した『ESPN』によるこの番組は、マイケル・ジョーダンやスコッティ・ピペン(共に元ブルズほか)やロッドマン、フィル・ジャクソンHC(ヘッドコーチ)という主要メンバーに加え、トニー・クーコッチやスティーブ・カー(共に元ブルズほか)のストーリーも入っていた。

 さらに、ホーレス・グラントやBJ・アームストロング、ウィル・パデューといった1991年から93年に達成した前期3連覇メンバー、ビル・ウェニントンやジャド・ブシュラー(いずれも元ブルズほか)といった96年から98年に成し遂げた後期3連覇メンバーたちのインタビュー、対戦相手やライバルたちのコメントや関係者たちによる複数のコメント、ジョーダンに憧れてNBA入りしたコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)とのエピソードなども含まれており、見どころ満載のドキュメンタリーだったと言っていい。

 『ESPN』と『ESPN 2』による同時放送だったこの番組は、最後の9、10話で平均視聴者数が590万人だったと『The Nielsen company』が発表。スポーツ局において、最も多くの視聴者を獲得した番組となった。

コート上だけでなく、試合前後や練習中のジョーダンのエピソードが詰まったドキュメンタリーとなっている[写真]=Getty Images

 『The Nielsen company』によると、この『ザ・ラストダンス』は毎週平均して490万人から630万人がライブで視聴していたと発表しており、約22年前のストーリーながら、絶大な効果を生み出していたことが分かる。

 なお、日本では『Netflix』で『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』というタイトルで視聴可能。NBAファンだけでなく、NBAに少しでも興味がある方なら、きっと楽しめるはずだ。

ブルズで2度の3連覇、計6度のチャンピオンとなったジョーダン(左)と恩師ジャクソンHC(右)[写真]=Getty Images

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