ファーストチームはリラード、ブッカー、ドンチッチが満票で選出
8月16日(現地時間15日、日付は以下同)。NBAはフロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにある“バブル”(リーグによって隔離されたエリア)で7月31日から8月15日にかけて開催されたシーディングゲームズ(順位決定戦)におけるアワードを発表した。
イースタン・カンファレンスの9チーム、ウェスタン・カンファレンスの13チームの計22チームが参戦した今季の第二幕で最も輝いたMVPには、期間中にトップの平均37.6得点に9.6アシストをたたき出したデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)が満票で選出。
8位のメンフィス・グリズリーズを3.5ゲーム差で追いかける展開で迎えたシーディングゲームで、ブレイザーズは6勝2敗の好成績を残し、リラードは最後の3試合で驚異の平均51.3得点9.0アシストをマークし、3連勝へと導く殊勲者となった。
現地で取材する記者と放送局の投票によって決まったシーディングゲームズ開催期間におけるアワードは以下のとおり。
※チーム名は略称
<シーディングゲームズのアワード一覧>
■MVP(1位票=5、2位票=3、3位票=1ポイント)
デイミアン・リラード(ブレイザーズ/1位票×22、計110ポイント)
リラードが文句なしで1位票を満票で獲得。2位にはサンズを8戦無敗へと導いたデビン・ブッカー(計58ポイント)、3位にはペイサーズでブレイクしたTJ・ウォーレン(計14ポイント)が名を連ねた。
■オールシーディングゲームズ ファーストチーム
デイミアン・リラード(ブレイザーズ)
デビン・ブッカー(サンズ)
ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)
ジェームズ・ハーデン(ロケッツ)
TJ・ウォーレン(ペイサーズ)
■オールシーディングゲームズ セカンドチーム
ヤニス・アデトクンボ(バックス)
カワイ・レナード(クリッパーズ)
クリスタプス・ポルジンギス(マーベリックス)
キャリス・ラバート(ネッツ)
マイケル・ポーターJr.(ナゲッツ)
ファーストチーム票は3ポイント、セカンドチーム票は1ポイントで投票されたオールシーディングゲームズのファーストチーム、セカンドチームの投票結果はリラード、ブッカー、ドンチッチ(各66ポイント)の3選手が満場一致でファーストチーム入り。続いてハーデンとウォーレン(各58ポイント)が続き、バックコート中心のベスト5に。
セカンドチームにはアデトクンボ(計36ポイント)を筆頭に、レナード、ポルジンギス、ラバート、ポーターJr.が選出。マブスは唯一オールシーディングゲームズチームに2選手を送り込んでいる。
■最優秀コーチ(1位票=5、2位票=3、3位票=1ポイント)
モンティ・ウィリアムズ(サンズ/1位票×20、2位票×1票、計103ポイント)
最優秀コーチはサンズを無傷の8連勝へと導いたウィリアムズ。2位にはブレイザーズのテリー・ストッツ(計41ポイント)、3位にはネッツのジャック・ボーン(計18ポイント)が入った。