2020.08.16
8月7日(現地時間6日、日付は以下同)に行われたポートランド・トレイルブレイザーズとデンバー・ナゲッツによる一戦は、3ポイントを59.0パーセント(23/39)という驚異的な成功率で沈めたブレイザーズが125-115で制した。
2連勝としたブレイザーズは、デイミアン・リラードが絶好調。3ポイント成功率61.1パーセント(11/18)で放り込み、ゲームハイの45得点に4リバウンド12アシスト3スティールの大暴れ。『StatMuse』によると、リラードは1試合で45得点以上、3ポイント10本以上成功、10アシスト以上を達成した史上初の選手に。
さらに、10本以上の3ポイントを沈めたのは通算3度目となり、ステフィン・カリー(15度)、クレイ・トンプソン(5度/共にゴールデンステイト・ウォリアーズ)に次ぐ歴代3位へと浮上。
「俺たちは長い間、ゲームをプレーしていなかった。だから時間がかかると思っていた。でも今はいい状態さ。ついにチームがかみ合ってきたんだ」とリラード。
ブレイザーズではリラードのほか、ギャリー・トレントJr.が7本の3ポイント成功を含む27得点、ユスフ・ヌルキッチが22得点7リバウンド4アシスト2ブロック、CJ・マッカラムが13得点6リバウンド6アシストをマークし、ウェスタン・カンファレンス8位のメンフィス・グリズリーズ(32勝37敗)とのゲーム差を0.5まで縮めた。
一方のナゲッツはマイケル・ポーターJr.が27得点12リバウンド2スティール、ジェレミー・グラントが18得点、トーリー・クレッグとメイソン・プラムリー、PJ・ドジアーがそれぞれ13得点、ニコラ・ヨキッチが8得点13アシストを残すも戦力不足は否めず。
この日はポール・ミルサップが休息のため欠場したほか、ジャマール・マレーがハムストリング、ギャリー・ハリスが臀部、トロイ・ダニエルズが臀部、ウィル・バートンが膝を痛めて欠場と、バックコート陣の欠場が相次いだ。
だが戦力不足と見て楽勝だと判断するのは時期尚早。それは対戦相手のリラードが誰よりも理解していた。
「俺たち皆が、相手の主力がたくさん欠場していたことを知っていた。だがNBAという世界で、俺がキャリアの中で学んできたのは、こういう時こそ最も危険な夜になるということ。簡単に勝利できると思ってプレーしちゃいけない。相手チームをリスペクトすべきなのさ」。
自慢のディープスリーなど、数多くのショットを放り込み、容赦なくナゲッツを粉砕したリラードは「俺たちは勝利に必要なことをしたまでだ。『相手は(主力の)ほとんどがプレーしていなかったじゃないか』と言う人もいるだろう。だが俺たちが勝利したことを謝ることはない。勝利するためにここにいるんだ」と口にした。
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