2020.08.09

ドンチッチが獅子奮迅の活躍でトリプルダブル達成…マブスが首位バックスとの激戦を制す

トリプルダブルを達成する活躍ぶりでチームをけん引したドンチッチ[写真]=Getty Images
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 8月9日(現地時間8日)、NBAのシーディングゲーム(順位決定戦)10日目が開催され、ともにプレーオフ進出が確定しているダラス・マーベリックスミルウォーキー・バックスが対戦した。

 試合序盤はマブスの3ポイントが続けざまに決まり、一時10点のリードを奪う展開。しかし、ヤニス・アデトクンボを中心にバックスも徐々に点差を詰めていき、35-33とマブスの2点リードで終了した。

 続く第2クォーターもマブスがリードして試合を進めるが、点差が11点に広がったタイミングでバックスがタイムアウト。これをきっかけに流れが変わり、バックスが怒涛の攻勢に移る。残り3分21秒にブルック・ロペスの3ポイントが決まり逆転すると、そのまま点差を広げていき、62-71とバックスの9点リードで前半は終わった。

 それでも、後半に入り先にペースを握ったのはマブス。フィニースミスやルカ・ドンチッチの3ポイントで残り8分5秒時点で4点差まで詰め寄る。その後もスコアを思うように伸ばせないバックスを着実に追い上げ、第3クォーター残り11秒時点でトレイ・バークのフリースローが決まり、93-91と勝ち越しに成功する。

 マブスは第4クォーターも攻勢を維持し、一時リードを8点まで広げる。一方のバックスもマブスにそれ以上のリードは許さず、徐々に点差を詰めていき、残り6分28秒にブルック・ロペスが4点プレーを決めて同点に追いつく。その後は追いつ追われつの展開となり、119-119と同点のままこのクォーターは終了。試合はオーバータイムまでもつれ込むことに。

 オーバータイムではマブスが高確率で3ポイントを次々と沈めていく展開となった。ティム・ハーダウェイJr.に始まり、スミスも続けざまに2本の3ポイントに成功。残り3分5秒時点で128-119と9点のリードを奪うと、タイムアップまでリードを守り抜き、最終スコア136-132で終了。

 ドンチッチは36得点14リバウンドに加え、キャリアハイの19アシストを記録し、トリプルダブルを達成。エースの獅子奮迅の活躍もあり、マブスが首位バックスから白星を手にした。