レギュラーシーズンではラウリー不在時に12勝2敗も、プレーオフは別物
8月24日(現地時間23日、日付は以下同)に行なわれたブルックリン・ネッツとのプレーオフ ファーストラウンド第4戦。トロント・ラプターズは150-122で快勝し、4連勝でシリーズ突破を決めた。
だがこの試合の第1クォーター中盤にカイル・ラウリー(ラプターズ)が左足を痛め、ロッカールームへと下がってコートを後にした。翌25日にラプターズはラウリーが左足首をネンザしたと発表。現時点ではDay To Day(その日のコンディション次第)となっている。
キャリア14年目のラウリーはチーム最古参であり、ディフェンディング・チャンピオンのまとめ役をこなすリーダー。ネッツとのシリーズでは平均29.9分12.5得点7.0リバウンド4.8アシスト1.5スティール1.0ブロックを記録。
今季ラウリーが欠場した14試合でチームは12勝2敗を挙げているものの、これはあくまでレギュラーシーズンのもの。28日から始まるボストン・セルティックスとのカンファレンス・セミファイナルは重みが違う。
「彼は俺たちのリーダー。コート内外で、彼はこのチームのヴォーカルリーダーなんだ。このチームの皆からさらなる努力を引き出し、コートでプレーさせる機会をもたらしてくれる。これから(次のシリーズが始まるまでの)数日間で、彼が回復してプレーできるようになってほしい。俺たちには彼の力が必要なんだ」。
ラプターズ在籍5シーズン目のノーマン・パウエルがネッツとのシリーズ終了後に語ったこの言葉は、チーム全員の正直な思いを代弁していると言っていい。
セルティックスとのシリーズ初戦を前に、ラウリーがどこまで回復できるかは、ラプターズにとって大きなカギになりそうだ。