2月4日(現地時間3日)、ワシントン・ウィザーズは敵地でマイアミ・ヒートと対戦。ラッセル・ウェストブルックが休養のために欠場したが、ウィザーズはブラッドリー・ビールを中心に、ヒート相手に競った試合展開を繰り広げる。
前半、プルアップジャンパーと右コーナーからの3ポイントをビールが沈めると、八村塁はケリー・オリニクを相手にミドルレンジでターンアラウンドからジャンパーをヒット。それに続いてデニ・アブディアもレイアップを決めて着実に得点を重ねていく。しかし対するヒートもアンドレ・イグダーラの3ポイント、バム・アデバヨのダンク、そしてタイラー・ヒーローの連続3ポイントなどで応戦し、スコアは55ー65ヒートがリードしてハーフタイムへ。
10点ビハインドを背負ったウィザーズだったが、迎えた後半はビールの得点に加えてロビン・ロペスがポストプレーからダンクを決めた。さらにアブディアとダービス・ベルターンスの3ポイントが立て続けに決まると、ビールのベースライン沿いのステップバックが決まって77ー76とついに逆転。すぐさまヒートのゴラン・ドラギッチも3ポイントを決めるなど、最終クォーター終盤まで一進一退の戦いが続いた。
しかし試合が決まったのはフリースローだった。ヒートのオリニクが第4クォーター残り3分19秒に3ポイントを決めて再び同点に追いつかれたものの、アデバヨのルーズボールファウルでベルターンスがフリースローを獲得。2本とも沈めると、今度はビールが2本中1本を成功。その後アデバヨのショットで1点差まで詰められたが、最後はビールが2本のフリースローを確実に決めて103ー100とウィザーズが勝利した。
この勝利に大きく貢献したウィザーズのエース、ビールは32得点を記録してキャリア通算12,000得点に到達。また『Sports Center』によれば、これで彼は開幕から17試合連続で25得点以上を記録し、これは1988ー89シーズンのマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)以来もっとも長い連続記録だという。また八村の11得点9リバウンド5アシストと万能な活躍に加え、ベルターンスが11得点、アレックス・レンが10得点を記録した。
敗れたヒートはヒーローが20得点、ジミー・バトラーが19得点8リバウンド9アシスト、アデバヨが17得点11リバウンド6アシストをマークした。