2021.02.04

ネッツのケビン・デュラントがハーデンのディフェンスについて「彼は優秀なオールラウンドディフェンダー」

今シーズン途中から再び同じチームで戦うことになったデュラント(左)とハーデン(右)[写真]=Getty Images
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ハーデンの守備について「過小評価されている」とデュラント

 今シーズン、開幕前から噂されたトレードが成立し、ブルックリン・ネッツへと移籍したジェームズ・ハーデン。新天地ではプレーメーカーとしての役割を果たしており、チームハイのアシストやトリプルダブルなどを何度も記録している。ハーデン加入後のネッツの戦績は7勝3敗と上向き始めており、2月4日(現地時間3日)の時点では戦績14勝9敗と東の3位に位置付けている。

 そのハーデンとは2009年から2012年までオクラホマシティ・サンダー時代にチームメートだったケビン・デュラント。今は互いに全盛期を迎えたスーパースターとして合流を果たしたわけだが、デュラントはハーデンのディフェンスについて高く評価しているそうだ。『USA Today Sports』のマイケル・スコット記者が報じている。

「彼がリーグへやってきた最初のシーズン、ベンチから出場していた彼には対戦相手を抑えるように話していたんだ。ベストプレーヤーも含めてね。彼はディフェンスで自分が求められていることを理解していた」と、サンダー時代のハーデンのベンチスタートをデュラントは回顧。「それからヒューストン(ロケッツ)へ移籍してからは、オフェンスでボールをコントロールしなければならない時間がとても増えた。だからディフェンスで自分のしたいことを妥協しなければならない場面があったんだ」と語る。ロケッツ時代は当時マイク・ダントーニ元HC(現ネッツ アシスタントコーチ)の下で、ハーデンはボールを持つ機会が多く、オフェンスでは支配的な強さをみせていた。

「それでもスティールやポストディフェンスは変わらず優れていた。彼は優秀なオールラウンドディフェンダーなんだよ」と、ハーデンの守備能力を讃える。「誰であろうと守備をしてくれと頼めば、彼は仕事を遂行する。それは彼が過小評価されている部分だと思う」と、デュラントはチームメートを評価している。

 ロケッツ時代はボールを常にコントロールし、オフェンスをけん引していたハーデン。しかしそこで優勝には届かず、新天地ネッツへと降り立って今度こそ悲願のチャンピオンシップの座を狙っている。ネッツにはデュラントはもちろんカイリー・アービングというエリートスコアラーが在籍しており、得点面でも過度な負担を軽減していけるだろう。そしてゲームメークに加えて、デュラントが述べたように本来の万能な守備を今後披露してくれることに期待したい。

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