デトロイト・ピストンズとブレイク・グリフィンは2月16日(現地時間15日、以下同)、去就が決定するまでチームから離れることで合意したようだ。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。
ピストンズのトロイ・ウィーバーゼネラルマネージャーはESPNの取材に対し、「ブレイク側の代表者と将来について話し合った結果、互いの利益を最大限にするための解決策を講じることとなった。ブレイクがデトロイトのために費やした努力と彼のキャリアを尊重し、関係者全員が前向きな成果を得られるよう努力していく」とコメント。両者で移籍先を模索していくようだ。
現在31歳のグリフィンは2009年のNBAドラフト1巡目全体1位でロサンゼルス・クリッパーズに指名され、初年度は足の負傷で全休となったものの、翌シーズン大活躍。満票で新人王に選ばれた。2017-18シーズン途中にピストンズへトレードされたが、度重なるケガの影響で期待されていたような力は発揮できていない。NBA通算で642試合に出場し、一試合平均21.4得点8.7リバウンド4.4アシストを記録しているが、今シーズンは20試合の出場で平均12.3得点5.2リバウンド3.9アシストとスタッツが軒並み低下しており、いずれも自己ワーストとなるシーズンを送っている。
グリフィンはESPNに対し、「自分がキャリアで達成したいことを理解し、最善の道を探すことに協力してくれるピストンズに感謝している」とのコメントを発表。前向きな発言をしているが、移籍先を探すうえで年俸が障壁となる可能性がある。今シーズンの年俸は約3680万ドル(約39億円)で、契約最終年となる来シーズンはプレーヤーオプションで約3895万ドル(約41億円)とNBAでも屈指の高額となっている。今シーズンのトレード期限は3月26日までだが、果たして移籍先は見つかるのだろうか。