2021.09.25

ウィザーズの新指揮官が東京五輪を戦った八村塁に期待「彼の成長を加速させたと思う」

日本代表の得点源としてオリンピックを経験した八村[写真]=Getty Images
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「オリンピックの経験は肌で感じないと得られない経験なんだ。この先、その時に得た経験が彼自身にもチームにも活かされるだろう」

 9月25日(現地時間24日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズのウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチ(HC)がトレーニングキャンプを前に会見を開いた。

 昨季イースタン・カンファレンス8位でプレーオフに出場したウィザーズは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズに1勝4敗で敗れたあとにスコット・ブルックス前HCと決別し、チームを引っ張っていたラッセル・ウェストブルック(現ロサンゼルス・レイカーズ)を5チーム間の大型トレードで放出。

 だがそのトレードでレイカーズからカイル・クーズマ、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、モントレズ・ハレル、ブルックリン・ネッツからスペンサー・ディンウィディー(サイン&トレード)、インディアナ・ペイサーズからアーロン・ホリデーを獲得するなど即戦力を複数手にした。

 今季の予想スターターはバックコートにディンウィディーとブラッドリー・ビール、フロントコートにはクーズマ、八村塁ダニエル・ギャフォードが並ぶ布陣だが、指揮官はこう話す。

「(ポジション争いについては)決まっていない部分が多いね。このチームの選手たちは競争心が激しいし、層も厚い。駒が多すぎて悩み事だと思うかもしれないけど、私はそれが利点だと見ている。今後、難しい判断もあるだろう。でもチームにとって何がベストなのかを優先する。コート上で最もかみ合う組み合わせを優先していきたい」。

 NBAキャリア3シーズン目を迎える八村にとっても、決してスターターの座が約束されているわけではない。パワーフォワードにはクーズマやハレルがスライドでき、ベンチにはダービス・ベルターンスデニ・アブディヤがおり、選手層は確実に厚くなっている。

 それでも、指揮官は八村が日本代表として東京オリンピックで戦い抜いた経験をこのように評価していた。

「(塁はNBA)2年目終了後に日本を代表してオリンピックで戦った。彼にとっては貴重な経験だった。オフェンスの中心選手でもあり、チームのリーダーでもあったと思う。この経験は彼の成長を加速させたと思う。彼の成長は、我々にもものすごく良い影響をもたらすと思う。先程、このチームの層の厚さと選択肢の多さについて触れたが、(塁も)経験豊富だ。まだ若いが、(NBAで)これまでたくさんの出場経験がある。大きな舞台にも立ったしね。オリンピックの経験は肌で感じないと得られない経験なんだ。この先、その時に得た経験が彼自身にもチームにも活かされるだろう」。

 ウィザーズは29日からトレーニングキャンプがスタートし、10月6日からプレシーズンゲーム4試合をこなし、21日にトロント・ラプターズとのレギュラーシーズン開幕戦を迎える。

 はたして、ウィザーズは2シーズン連続でポストシーズンへと駒を進めることができるのか。八村をはじめとする選手たちの動向には今後も注目していきたい。

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