2022.04.06

レイカーズがプレーインから脱落…指揮官は「選手たちは最後まで戦い抜いてくれた」

レイカーズのポストシーズン進出が消滅[写真]=Getty Images
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 昨年10月にNBAから発表された75周年記念チームに、ロサンゼルス・レイカーズから4選手も名を連ねた。

 レブロン・ジェームズラッセル・ウェストブルックカーメロ・アンソニーアンソニー・デイビスが1チームに集結した今季のレイカーズは、ドワイト・ハワードを含めて将来のバスケットボール殿堂入りが濃厚な選手を5人も擁するスーパーチームとして今季を迎えた。

 ところが、レブロン、デイビスは昨季に続いて相次ぐケガに見舞われて戦線離脱。新加入のケンドリック・ナンは右ひざの骨挫傷のため1試合も出場できておらず、ウェストブルックは最後まで新天地で溶け込むことができずに苦戦。

 そしてレイカーズは4月6日(現地時間5日、日付は以下同)に行なわれたフェニックス・サンズ戦を110-121で落とし、サンアントニオ・スパーズがデンバー・ナゲッツを下したことで、プレーイン・トーナメント進出への道が消滅し、ロッタリー行きとなった。

 レイカーズのポストシーズン絶望に、フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)は「非常にがっかりしている」と切り出し、こう口にしていた。

「我々は達しなかった。(ポストシーズン進出争いから)今夜ふるい落とされてしまったんだ。私はその要因がチームとしての努力が欠けていたからだとは言わない。一生懸命やってきた。選手たちは最後まで戦い抜いてくれた」。

 レブロン、ユドニス・ハズレム(マイアミ・ヒート)と並んで現役最長タイとなる19シーズン目のカーメロは「俺たちでコントロールできることはある。だがコントロールできないこともある。言い訳なんてできない。俺たちはやり遂げることができなかったのだから」と悔しさをかみしめるようにして話している。

「今シーズン、俺たちは勝利数(31勝)よりも多くの先発陣(39パターン)があった」というデイビスの言葉が今季のレイカーズを象徴していると言えるだろう。「俺たちのゴールはチャンピオンシップを勝ち取ることだった。このチームにはピースがそろっている気がしていた。だがケガが重なったこともあり、(開幕前の予想とは)違うことになってしまった。俺、ブロン、ラスがそろっても負けることはあった。でも俺たちが一緒にもっとプレーしていたら、うまくいっていたかもしれない。それができなかったことで覇権争いをするのがタフになってしまったんだ」とデイビス。

 2018-19シーズンにレブロンが入団して以降、レイカーズは1年目に続いて2度目のプレーオフ脱落。20年にNBAチャンピオンとなり、昨季もプレーイン・ゲームを制してプレーオフまで進んだものの、サンズの前に2勝4敗で敗れて1回戦敗退。今季はプレーイン出場も逃してしまった。

 来季に向けて巻き返すべく、今後迎えるレイカーズのオフシーズンは課題が山積みとなるだろうが、ここでどのようにロースターにメスを入れていくのかに注目していきたい。

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