2022.11.18

出場停止処分で戦列から離脱しているアービング…早ければ週明けのグリズリーズ戦で復帰か

11月頭から出場停止処分が適用されているアービング[写真]=Getty Images
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 反ユダヤ主義的な行為が問題となり、最低でも5試合の出場停止処分が下されていたカイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)。11月5日(現地時間4日)のワシントン・ウィザーズ戦から欠場が続いているが、21日のメンフィス・グリズリーズ戦で戦列復帰の可能性が浮上した。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えている。

 同氏によると、アービングは復帰に関するプロセスが完了間近のようで、早ければホームで開催されるグリズリーズ戦でチームに再合流できるという。NBPA(NBA選手会)でエグゼクティブディレクターを務めるタミカ・トレマリオ氏は、「彼(アービング)は反ユダヤ主義を否定し、自分自身を向上させ、理解のレベルを高めることに専念しています」と『ESPN』に語った。

 再びコートに戻る条件として、ネッツはアービングに対し「公の場での謝罪」、「反ヘイト運動団体に50万ドルの寄付」、「ユダヤ人指導者との面会」などを課していた。トレマリオ氏や選手会は、球団やリーグと協力し、こうした救済策の作成を手助けしていたと明かしている。

 ともにネッツをけん引するケビン・デュラントは、アービングの復帰を「彼がいなくて寂しいよ」と心待ちにしているようだ。「彼がチームに戻ってくることを楽しみにしている。間違いなく、僕らに必要な活気を与えてくれるはずさ」。

 また『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は、アービングがグリズリーズ戦で出場予定と、さらに踏み込んだ情報を提供している。加えて、アービングは複数のコミュニティリーダーとも面会を済ませていると報じた。

 アービングが出場停止処分を受けている7試合で、ネッツは4勝3敗を記録。チームは中核を担うスコアラーを失っていただけに、彼には空白の期間を埋める活躍が求められるだろう。

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