2022.11.14

デュラントがアービングの復帰に期待「うまくいけば問題はすぐに解決する」

デュラント(左)はアービング(右)の早期復帰を望んでいる[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 ブルックリン・ネッツは、暫定指揮官を務めていたジャック・ボーンが正式なヘッドコーチに昇格した後、直近5試合で4勝1敗と調子を上げている。

 しかし、真の意味で球団のパズルを完成させるには、カイリー・アービングという貴重な1ピースをはめ込まなければならない。ネッツの背番号11は現在、反ユダヤ主義的行為が確認されたため、球団からの罰則としてコートから遠ざかっている。

 最近はNBAのアダム・シルバーコミッショナーや、ネッツのオーナーを務めるジョー・ツァイとの会談を経て、一歩ずつ復帰に近づいていると報じられている。

 一翼不在のネッツを支えるケビン・デュラントは、コートから離れている間もアービングと直接コンタクトを取っているもよう。KDいわく、カイリーはメンタル的にとても充実しており、精神面での復帰の準備はできているという。

「試合を楽しみにしているよ。カイリーはゲームが好きで、プレーを愛している。だから、うまくいけばこの問題はすぐに解決し、僕らはそれを乗り越えて、すぐにでも彼をコートに戻すことができるはずだ」

 気になるのはアービングの復帰時期だが、デュラントも具体的なスケジュールは把握していないようだ。

「僕らの手には負えないものだった。僕らは選手として、試合や練習に集中しようとしている。復帰が明らかになった時、彼は復帰する。現在は想像の範ちゅうを超えており、僕らはコントロールできることに集中するだけだ」

  また、ボーンHCも「復帰に関して明確なタイムテーブルは存在しません」とデュラントと同様の発言しているため、いつコートへ戻ってくるかは分からない。

 アービングは一時引退も囁かれたが、最近のポジティブな報道の連続にファンは安堵しているのではないだろうか。稀代のボールハンドラーが復帰する日は、着実に近づいている。

 文=Meiji

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