2022.11.15

アービングが出場停止処分継続でレイカーズ戦も欠場…今後の復帰は引き続き未定

出場停止処分が続くアービング[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 11月14日(現地時間13日)、ブルックリン・ネッツロサンゼルス・レイカーズと敵地で対戦。ともに複数の欠場選手が出る中、ネッツのケビン・デュラントが31得点9リバウンド7アシスト、レイカーズのアンソニー・デイビスが37得点18リバウンドと両チームのスター選手が躍動。結果はレイカーズが116-103で勝利し、今季3勝目を挙げた。

 この試合では、レブロン・ジェームズが左内転筋の張りのため欠場。デュラントとレブロンというリーグを代表するスコアラーの直接対決が実現しなかったこともさることながら、先日の反ユダヤ主義的ともとられるSNS上の投稿のために出場停止処分を受けていたネッツのカイリー・アービングも、処分継続によって欠場した。

 レブロンとアービングはクリーブランド・キャバリアーズ時代にタッグを組んでおり、そういった意味でも注目が集まる一戦だったが、この試合はファンが期待したようにはいかなかったようだ。

 現在スティーブ・ナッシュ元ヘッドコーチの契約が解除されて以降、ネッツの指揮を執るジャック・ボーンHCは、この状況について「タイムテーブルの更新はまったくない」と予定通りであることを示唆。

 当のアービングは14日に自身のツイッターを更新し、「私は、宗教的・政治的な戦争に参加したり、コミュニティーの中で人種的な不調和や偏見を扇動するために、この世に置かれたのではない。私たちは皆、太陽の下で平等であり、私は平等な世界の構築に参加し、最高神からの言葉に従うためにここにいる」と投稿。一貫して差別的な意識のないことをアピールしている。

 12日(現地時間11日)にはネッツのオーナーであるジョー・ツァイ氏も、アービングと家族で面談を行い、差別的思想のないことを確認している。ボーンHCもツァイ氏の声明については「昨日、ジョーがあの声明を発表したのは良いことだ」とコメントしている。

 また、同じく12日には全米バスケットボール選手協会(NBPA)が、アービングの状況がすぐに解決されることを望むという旨のメールを会員に送信したと伝えられている。これだけの声が集まりながら欠場が続くアービングの復帰は未定となっているが、近いうちに再びコートで活躍する姿が見られることを期待したい。

カイリー・アービングの関連記事