2024.07.25

アメリカ代表屈指の守備巧者、ドリュー・ホリデーが挙げた“タフなディフェンダー”とは?

2度目のオリンピックへ出場するホリデー[写真]=fiba.basketball
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 アメリカ代表は、今週末に幕を開けるパリオリンピックに向けたエキシビションマッチを5戦全勝とし、大会5連覇へ向けて順調な仕上がりを見せている。

 この5試合ではレブロン・ジェームズが73得点、19アシスト、フィールドゴール成功率62パーセント、アンソニー・デイビス(ともにロサンゼルス・レイカーズ)が49リバウンド、15ブロック、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が8スティール、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が3ポイントシュート成功14本でそれぞれトップに立った。

 もっとも、ボストン・セルティックスドリュー・ホリデーもローテーションの一角として攻防両面で見事フィットしている。オフェンス面ではチームメートたちとの合わせからペイントエリアでフィニッシュしたり、3ポイントを決めていて、ディフェンスでも持ち味を発揮した。

 193センチ92キロのガードは、現在4シーズン連続(通算6度)でオールディフェンシブチームに選ばれている実力者で、相手にへばりつくディフェンスに定評がある好選手。

 しかも、ミルウォーキー・バックスで2021年に優勝後、すぐさま飛行機で日本へ移動し、東京オリンピックで金メダル。今年もセルティックス優勝に貢献した後にパリ五輪参戦というタフなスケジュールをこなしている。

 東京五輪ではケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)の平均27.5分に次ぐチーム2位の25.8分プレーし、11.8得点4.8リバウンド3.8アシスト1.7スティールを残して大会4連覇に大きく貢献していた。

 これまで、NBAや国際大会でマッチアップ相手を幾度も苦しめてきた守備巧者は、7月25日(現地時間24日)に『FIBA』から「対戦する時に最もタフなディフェンダー3人は?」という質問を受けて「アンソニー・デイビスバム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)、デリック・ホワイト(セルティックス)」と返答。

 彼らはいずれもアメリカ代表のチームメートで、ホワイトとは普段のチーム練習でもマッチアップしているのかもしれない。

 続いて自身がディフェンスする際、歴代で最もタフな相手3人は誰かと聞かれると、ホリデーは「デリック・ローズ(メンフィス・グリズリーズ)、コービー・ブライアント(元レイカーズ)、ケンバ・ウォーカー(元シャーロット・ホーネッツほか)と答えていた。

 彼らはいずれも高い得点力を誇ったスコアラー。粘着気質なディフェンスで相手を悩ませるホリデーにとっても、ガードするのが厄介だったということなのだろう。

 パリ五輪でも、ホリデーは攻防両面でその時にアメリカ代表に不足している部分を補完し、チームの勝利に貢献する働きを見せてくれると期待したい。

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