2月10日、「第7回バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ・グローバルキャンプ（BWBグローバルキャンプ）」の開催がNBA、FIBA（国際バスケットボール連盟）より発表された。同キャンプには世界27カ国の高校生年代男子トップ40名の有望選手が招待されており、日本からは岡田大河（Sun Chlorella Dragons／EBA）が参加する。

　静岡県出身で現在18歳の岡田は、172センチ60キロのポイントガード。静岡大学教育学部附属静岡中学校では、「都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会」（ジュニアオールスター）で静岡県選抜を全国ベスト8に導く活躍を残し、その後2019年9月からはスペインに活躍の場を移す。昨年夏に開催された「第12回バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ・アジア2022」では「男子オールスター」にも選出されるなど、日本期待の若手としてプレーを続けている。

世界27カ国の高校生年代男子トップ40名の有望選手が招待されている「第7回BWBグローバルキャンプ」

　本キャンプは「NBAオールスター2023」の期間中に開催され、球宴に出場する選手やリーグスタッフによる指導のもと、各大陸から集まったトッププレーヤーたちがさまざまなプログラムに参加する。最終日にはトーナメントも開催され、決勝戦終了後にはMVP授与式も執り行われる予定だ。また、キャンプ参加者は同日に行われる「第72回NBAオールスターゲーム」への参加もスケジュールされている。

　今シーズンのNBA開幕ロスターに名を連ねた選手のなかでは、ディアンドレ・エイトン（フェニックス・サンズ）、RJ・バレット（ニューヨーク・ニックス）、ラウリ・マルカネン（ユタ・ジャズ）らも過去のBWBグローバルキャンプに参加。日本が誇るフォワード、八村塁（ロサンゼルス・レイカーズ）もそのうちの1人であり、同キャンプは将来のリーグ入りに近づく大きなチャンスと言えるだろう。

　また、NBA・WNBA・FIBAの3団体は、ラスベガスで開催される「AT&T WNBA オールスター2023」の一環として、7月にアメリカ国外の高校生年代の女性トップ選手を対象とした「BWB Global キャンプ」の初となる個別開催も決定している。