4月28日（現地時間27日）、新たなヘッドコーチを探しているトロント・ラプターズが、『ESPN』のスタジオ・アナリストを務めているベッキー・ハモンとの面接許可を得たと報じられた。同じく『ESPN』所属のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えている。

Raptors received permission to interview Becky Hammon for their HC position, via @wojespn

Hammon won the WNBA championship with the Las Vegas Aces in her first season as coach pic.twitter.com/SLwLLQZUSo

— Bleacher Report (@BleacherReport) April 27, 2023

　ニューヨーク・リバティ、サンアントニオ・スターズで計14シーズンをプレーし、現役引退後はサンアントニオ・スパーズのアシスタントコーチとして指導者としてのキャリアをスタートしたハモン。2014－15シーズンから2021－22シーズンまで“名将”グレッグ・ポポビッチHCのもとチームに携わり、他球団から新HCとしての打診も受けるなど、その手腕には注目が集まっていた。

　その後、ハモンは2022シーズンにラスベガス・エーシズのHCへ就任し、26勝10敗で同球団をウェスタン・カンファレンス首位にまでのし上げる。同シーズンの最優秀コーチ賞に輝いたハモンはWNBAファイナルでも辣腕を振るい、3勝1敗でエーゼスに初優勝をもたらした。

　優勝後は『ESPN』に加わり、今シーズンはスタジオ・アナリストとして活動。先日ニック・ナース元HCが退任したラプターズにとって、彼女は新たな指揮官として迎えるに不足のない人物だろう。

　なお、ラプターズは同球団のエイドリアン・グリフィンACのほか、ケニー・アトキンソンAC（ゴールデンステイト・ウォリアーズ）、ミッチ・ジョンソンAC（スパーズ）らとも面会をする予定と報道。ハモンが指揮官に抜てきされれば、リーグで初となるフルタイムの女性HCが誕生することとなるが、ラプターズは誰を新指揮官に据えるだろうか。