2023.05.26

3勝0敗からまさかの2連敗喫したヒート…バトラー「ホームで締めくくるしかないよ」

14得点に留まった要因について「打ちたいシュートが打てなかった」と話すヒートのバトラー [写真]=Getty Images
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 5月26日(現地時間25日、日付は以下同)。マイアミ・ヒートは「NBAプレーオフ2023」のイースタン・カンファレンス・ファイナルでボストン・セルティックスとの第5戦に臨んだ。第4戦を落としたもののシリーズ王手をかける状況は変わらないヒート。しかし、今宵も序盤からセルティックスに完全に主導権を握られ97-110と大差で敗戦。シリーズ戦績は3勝2敗となり、カンファレンス・ファイナル突破はまたもお預けとなった。

「この2試合は我々の姿ではなかった」と語ったのはジミー・バトラー。この日のスタッツが14得点5リバウンド5アシストに留まっている要因については、「打ちたいシュートが打てなかった」と話した。第4戦は17点差、第5戦は13点差で落としており、完全にセルティックス優勢に傾いているように思われるが、バトラーは、「相手は試合開始からリズムに乗っているため、スターターで試合をうまくスタートさせれば、相手はさらに難しくなる。我々は常に前向きであり続けるし、自分たちはこのシリーズに必ず勝てるとわかっている。ホームで締めるしかないよ」と勝機を見失っていない様子だった。

 また、エリック・スポールストラヘッドコーチは「我々のオフェンスは少しバラバラだった」としたうえで、「我々は攻撃を開始することができず、オフェンスの起点となるスポットにボールを届けることができなかった。バトラーをより動きやすく、彼の強みを活かせる場所に置くことができれば、彼は大丈夫だろう」とやはり勝負の鍵はバトラーの活躍にかかっているとした。

 この日は16得点8リバウンドをマークしたバム・アデバヨも、「私たちがこの旅を始めたとき、誰も私たちを信じていませんでした。誰もが第1ラウンド、第2ラウンドで敗退すると思っていました。しかし今、ここにいます。私たちは常に自信を持っていますし、その自信がこの敗北で消えることはありません」とあと1勝でのNBAファイナル進出に自信十分だった。
 
 第6戦は、戦いの舞台をマイアミに移し行われる。「ホームで締めくくるしかない」というバトラーの言葉どおり、カセヤ・センターが歓喜に包まれるのか、セルティックスが勝負を第7戦に持ち込むのか。東の王座をかけた戦いは、5月28日(現地27日)に行われる。

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