2023.12.26

レジェンドのピアース「本音を言うと、クリスマスの日を試合に費やしたくなかった」

現役時代にセルティックスなどで活躍したピアース[写真]=Getty Images
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 NBAでは、12月26日(現地時間25日、日付は以下同)にクリスマスゲームとして5試合が開催された。基本的に、25日は試合が組まれていないものの、翌26日は10チームのみがプレーするという特別な日でもある。

 そうしたなか、『Showtime Basketball』の“KG CERTIFIED”が最新エピソードを公開。番組内で、ケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)がポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)へ「クリスマスにプレーするのは好きだったか?」と聞いていた。

 ガーネットとピアースはいずれもバスケットボール殿堂入りを飾り、75周年記念チームにも選ばれたレジェンド。2008年にセルティックスでレイ・アレン(元シアトル・スーパーソニックスほか)とビッグ3を形成してリーグ制覇も果たしており、ガーネットは21シーズン、ピアースは19シーズンという長いキャリアをプレー。

 そのうち、セルティックスに15シーズン所属し、スコアラーを務めてきたピアースはクリスマスゲームをこう振り返っていた。

「子どもたちができてからは、そう(好き)じゃなかったな。度が過ぎていた。遠征だと、彼らは一緒にホテルにいるんだ。だから彼らが良い1日を過ごしているか確かめたくて、本当に集中できなくてね。で、俺たちは試合に出場しなきゃいけない。本音を言うと、クリスマスの日を試合に費やしたくなかった。

 そりゃあ特別な日に試合ができることは分かっているし、ファンのためにそうしたいさ。だけど、あの日の俺はいつも家族のことでいっぱいだった気がするね。NBA入りしてからはたくさん犠牲にしてきた。俺たちは家族と休日や誕生日を過ごせなかったんだ。クリスマスもタフだった。それにクリスマスにこれまでいいゲームができたとは思えないね」

 今年のクリスマスゲームでは、ロサンゼルス・レイカーズの八村塁が日本人NBA選手として初出場を飾ったほか、複数の選手たちもクリスマスゲームでデビュー。

 ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチが50得点6リバウンド15アシスト4スティール3ブロックという驚異的なパフォーマンスで勝利を飾るなど、見事な活躍を見せた選手たちもいたのだが、ピアースにとってはプレーするのが難しい日でもあったようだ。

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