2024.04.21

渡邊雄太、NBA生活を回顧「最高で楽しい6年間」…日本では「自分を本気で欲してくれるチーム」を希望

都内での2023-24シーズン終了記者会見に出席した渡邊雄太 [写真]=バスケットボールキング
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 4月21日、渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)が都内での2023-24シーズン終了記者会見に臨んだ。

 渡邊は20日に自身のInstagramでライブ配信を行い、2024-25シーズンから日本でプレーすることを表明。6シーズンで通算213試合に出場したNBAの舞台から離れる決断を下した。

 記者会見に登壇した渡邊はグリズリーズ、トロント・ラプターズ、ブルックリン・ネッツ、フェニックス・サンズで過ごしたNBAでの6シーズンについて「たくさんのことを経験させていただきました。小さな頃からの夢を叶えることができ、最高で楽しい6年間だったのは間違いないかな」と振り返り、「自分のキャリアはまだまだ続きます。日本で盛り上げていけたらと思っています」と挨拶した。

 様々な思い出があるようで、「一つに絞るのは難しいですけど、初めてアメリカに降り立った日、大学が決まった日、大学で賞をいただいた時……。いろいろな部分で、いい思いをさせてもらえたのかな」と回顧した。

 決断した時期は「2月中旬」。徐々にコートに立つ機会が減っていくと、「どうしても試合に出たいという気持ちが強くなってきて」と話し、次のように続けた。

「NBAでできるのがベストだと思いますけど、自分はバスケットボールが好きだからプレーしているのであって。それがNBAである必要は特にないのかなと感じました。30歳になる年齢で、20代後半から30代前半が全盛期と言われていますけど、今までと同じように、ベンチで時間を過ごすのもどうなのかと考えることがすごく多かったです。自分の中で一番何をしたいのか考えた時、コートに立ってプレーしたいということ。NBAでやってきたことを日本の皆さんに見せられればと思っています」

 日本チームとの交渉は「エージェントと話を進めながらやっていく」段階だというが、「自分のことを本気で欲してくれるチーム」を希望しつつ、「次決めたチームで引退するまでプレーしたいと思っています。現状は日本でプレーして、アメリカへの再挑戦、ほかの国に行くことを考えていません。契約するチームで長くプレーできたらと思っています」と覚悟を示した。

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