2024.04.22

セルティックス、プレーオフ初戦でヒートに大勝…試合終了直前には選手がもみ合う事態も

昨年のカンファレンス決勝と同一カードとなったプレーオフ1回戦は激しい戦いに [写真] = Getty Images
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 4月22日(現地時間21日、日付は以下同)、ボストン・セルティックスはホームのTD・ガーデンでマイアミ・ヒートとのプレーオフ1回戦第1戦に臨んだ。セルティックスは昨シーズンのプレーオフでもカンファレンス決勝でヒートと対戦しており、第7戦までもつれる激しい戦いの末に敗退を喫している。今シーズンは勝率1位を誇りチャンピオンリング獲得を目指すセルティックスにとって、リベンジに燃えるプレーオフ初戦となった。

 試合は序盤からセルティックスが盤石の強さを発揮した。チームの中心的存在であるジミー・バトラーをケガで欠くヒートに対し、セルティックスは開始3分で14-0のランを見せた。序盤から勢いに乗ったセルティックスが追いかけるヒートを振り切り、最終スコア114-94で快勝している。

 セルティックスは、ジェイソン・テイタムが23得点10リバウンド10アシストを記録し、自身初となるプレーオフでのトリプルダブルを達成。そのほかジェイレン・ブラウンが17得点8リバウンド、クリスタプス・ポルジンギスが18得点4リバウンド2ブロック、デリック・ホワイトが20得点4アシストをマークしている。チームのうち6人が2桁得点を記録した上、3ポイントはフランチャイズ記録となる22本成功という圧倒的な攻撃力を見せつける試合となった。

 20点差の大勝で気持ちよくプレーオフのスタートを切ったセルティックスだが、試合後のインタビューに応じたテイタムは歓喜に沸くことなく、プレーオフの厳しさを語った。

「これからも厳しい戦いが続く。プレーオフには簡単な試合なんて1つもないよ。時間やスコアに関係なく、残り時間が何分であろうが、勝利が保証されることなんてないんだ」

 セルティックスは第3クォーターを32点差という大量リードで終えながらも、最終クォーターにヒートの追い上げにあい、一時14点差まで迫られている。第1戦に大勝したとしても、同じ相手にあと3勝しなければ次のステップに進めないのがプレーオフであり、勝ち進めるには試合の勝ち方にもこだわらなければならない。テイタムの張り詰めた雰囲気からは、そういった気概が感じられた。

 また、試合終了約1分前には、リバウンドに飛んだテイタムがヒートのケイレブ・マーティンの上に乗ってしまい、そのままフロアに激しく落下する局面があった。その直後ブラウンがマーティンに詰め寄り揉め合いに発展し、ブラウンとマーティンの両者にテクニカルファウルがコールされている。テイタムの体には問題ないとのことだが、このような激しいプレーは今後も続くと述べている。

「フィジカルが強いチームとぶつかり合う試合をしているんだ。こういったことは起きるだろうね。このシリーズで、あんな風に衝突されたりファウルされたりすることはきっとあれが最後ではないよ。ケガはしてないから、僕はただ立ち上がってフリースローを決めるだけだ」

 イースタン大量リードの勝利にも相手の激しいプレーにも気を揺るがすことなく、すでにテイタムの視線は次の試合に向いている模様。セルティックスとヒートの第2戦は、25日朝8時にティップオフ予定。

■試合結果
ボストン・セルティックス 114-94 マイアミ・ヒート
BOS|26|34|31|23|=114
MIA|21|24|14|35|=94

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