2023.09.03

ドイツ“口論”もスロベニアに大勝し2次R首位突破…沖縄最終戦は最高峰のプレーに大歓声

第1クォーターに味方同士で口論する場面もあったドイツ代表[写真]=fiba.basketball
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 9月3日、沖縄アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」2次ラウンド・グループKの最終戦が行われ、すでに準々決勝進出を決めているドイツ代表(FIBAランキング11位)とスロベニア代表(同7位)が対戦した。

 第1クォーターはルカ・ドンチッチを中心に内外から得点を重ねたスロベニアが先手を取り25-11とリード。ドイツはタイムアウト中にデニス・シュルーダーダニエル・タイスの口論にしびれを切らした指揮官が怒鳴り散らすなど、不穏な空気も漂わせながら最初の10分を終えた。

 しかし、第2クォーターは一転してドイツペース。第1クォーター途中からベンチに下がっていたシュルーダーとタイスが残り6分10点差でコートに戻ると、攻守にスロベニアを上回り、同クォーターだけで27-9と逆転。38-34のドイツ4点リードで前半を折り返した。

 ハーフタイム明けの第3クォーターも、息を吹き返したドイツ優勢の展開は変わらず、シュルーダーがタイスとのコンビネーションも披露しながら躍動。スロベニアは判定に対する不満もあらわにし得点効率がダウン。1次ラウンド首位だった無敗同士の対決は、最終スコア100-71でドイツに軍配が上がった。

 個人スタッツでは、試合序盤に味方と揉めていたシュルーダーが24得点10アシストのダブルダブルをマークするなど、ドイツの5名が2ケタ得点を記録。ドンチッチはチーム最多23得点を挙げたが、3つのターンオーバーを献上するなど、ドイツの徹底マークに苦しめられた。

 1次ラウンドから無傷の5連勝で2次ラウンド・グループKを首位突破したドイツは、準々決勝で今夜決まるグループLの2位チームと対戦。グループK・2位通過となったスロベニアはグループLの1位チームと対戦する。

 なお、準々決勝以降はフィリピンのマニラで開催されるため、この一戦が沖縄アリーナで行われる今大会の最終戦。両国のファンのみならず多くの日本人ファンも沖縄アリーナにかけつけ、ドンチッチの華麗なパス、タイスの豪快なアリウープなど、世界トップクラスのプレーに沸いた。

■「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」2次ラウンド グループK(@沖縄)試合結果
ドイツ代表 100-71 スロベニア代表
GER|11|27|30|32|=100
SLO|25| 9|18|19|=71

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