2024.03.10

千葉ジェッツがEASL初優勝…富樫勇樹が24得点と躍動してソウルSKナイツとの激闘を制す

決勝の舞台でもチームをけん引した富樫[写真]=EASL
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 3月10日、フープスドーム(フィリピン・セブ)で「EASL Final Four 2024」の決勝が開催され、千葉ジェッツがソウルSKナイツ(韓国)と対戦した。

 東アジアスーパーリーグ(EASL)は昨シーズンから始まったバスケットボールクラブチームの国際大会。全勝でグループステージを突破した千葉Jは、8日の準決勝にも勝利して初の決勝へ進んだ。

 試合開始からアイラ・ブラウン原修太の連続得点で7-0とリードを奪った千葉Jだったが、第1クォーター中盤に一時逆転を許す。しかし、ジョン・ムーニーのダンクでリードを奪い返すと、富樫勇樹の3ポイントシュートも決まり、21-16で最初の10分間を終えた。

 続く第2クォーターでも、ゼイビア・クックス、ブラウン、原と得点をつなぎ、リードを保つ千葉J。終盤には再び逆転される展開になるも、金近廉の長距離砲が決まると、さらに富樫の3ポイントで勝ち越し、37-34で試合を折り返した。

 迎えた第3クォーター、千葉Jは小川麻斗の連続得点や、ブラウンの3ポイントなどで得点を重ねるも、相手を突き放すことはできず。終盤にはソウルSKナイツに逆転され、51-54とビハインドを背負って最終クォーターへ。

 勝負の第4クォーター、富樫の3ポイントとムーニーのシュートで点差を詰めると、西村文男の得点で千葉Jが逆転に成功する。その後は、一進一退の場面で富樫がドライブレイアップに長距離砲と存在感を発揮。エースの活躍で試合の主導権を握った千葉Jは、クックスやムーニーの得点でなんとかリードを守り抜き、最後は72-69で勝利を飾った。

 大会初優勝を果たした千葉Jは、富樫が24得点7アシスト、ムーニーが16得点16リバウンド6アシスト、ブラウンが12得点5リバウンド、クックスが6得点7リバウンドをマーク。東アジア王者としての栄誉に加え、100万米ドル(約1.48億円)の賞金を獲得した。

■試合結果
千葉ジェッツ 72-69 ソウルSKナイツ
千葉J|21|16|14|21|=72
ソウル|16|18|20|15|=69

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