2021.12.23

【富山vs群馬】スミスの活躍が勝利のカギに…富山は今年ホーム最終戦で白星を届けられるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

富山グラウジーズ vs 群馬クレインサンダーズ(@富山市総合体育館)
第1戦:12月25日18時5分 第2戦:12月26日13時5分

 徐々に本来の姿を取り戻してきていた富山グラウジーズも、前節は名古屋ダイヤモンドドルフィンズに連敗。前半の16点ビハインドを追いかけた第1戦は第3クォーターに31得点を挙げて2点差に迫り、第4クォーター中盤に一度は追いつくものの逆転には至らず、5点差で敗戦。第2戦はすべてのクォーターでリードを許し、特に後半は55失点で最終的には26点差をつけられた。12月のホームゲームは前々節の1試合と今節の2試合のみだが、前々節の勝利でホームでは4連勝中。ブースターの期待も高まっているだろう。

 12月を4連勝でスタートさせた群馬クレインサンダーズは、その後3連敗で再び黒星が先行。前節の秋田ノーザンハピネッツ戦はトレイ・ジョーンズに加えてジャスティン・キーナンも欠場を強いられ、第2戦ではカイル・バローンまでもが欠場して外国籍選手抜きで戦わなければならなかった。山崎稜が2戦とも2ケタ得点を挙げ、第2戦で今シーズン初めてスターター起用された野本建吾も奮闘したが、不利を覆すことはできず。キーナンは復帰に1カ月程度を要する見込みで、当面はマイケル・パーカーの負担をいかに減らすかが課題となる。

 逆に富山は、高さのアドバンテージを生かしたいところだ。今シーズンは20得点以上が2度しかないジョシュア・スミスも、今節はそのパワーを遺憾なく発揮するチャンス。スミスがインサイドを支配すれば、チームも再び上昇ムードに乗るに違いない。

文=吉川哲彦

■ロスター
・富山(HC:浜口炎)
小野龍猛
山口祐希
飴谷由毅
ブライス・ジョンソン
阿部友和
水戸健史
上澤俊喜
宇都直輝
松井啓十郎
ドワイト・ラモス
ジュリアン・マブンガ
晴山ケビン
ジョシュア・スミス

・群馬(HC:トーマス・ウィスマン)
マイケル・パーカー
トレイ・ジョーンズ
五十嵐圭
杉本天昇
野本建吾
オンドレイ・バルヴィン ※インジュアリーリスト
笠井康平
菅原暉
アキ・チェンバース
上江田勇樹
山崎稜
カイル・バローン
ジャスティン・キーナン

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