2023.04.06

「福島は非常に伸びているクラブ」「鹿児島の盛り上がりは感慨深い」…島田チェアマンの出張録

『島田のマイク』第127回が公開
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 4月6日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第127回が配信された。今回は、島田氏が先週赴いた福島県、鹿児島県、愛媛県の話題を中心にBリーグの将来構想を広げた。

 冒頭のトークは、天皇杯について。もちろん、実際に現地に赴いた島田氏は「感動しましたね。声もようやく解禁されて、結構(声が)出ていましたね。満員ですよ」と現地の盛り上がりを伝えた。そのあとは、同日にハシゴで東京ドームにWBCの観戦に行ったそうで「スポーツで日本が元気になっていることは良いなと思いつつ、(野球が)あそこまで盛り上がっているとある種の悔しさも感じました」と刺激を受けたと語った。

 本編では、先週の島田氏の出張についてのトークが繰り広げられた。まずは、毎年3月11日に合わせて訪問しているという福島について。福島県を拠点とする福島ファイヤーボンズのホームタウンである郡山市内には、チームカラーの紫を使用したフラッグ等が至る所に掲げられていたそうで、「街に根付いていることがわかってうれしかったですね。福島は非常に伸びているクラブの1つですよ」と期待感を寄せた。

 福島の試合を観戦したあとは、社長やスタッフの皆さんと食事会をしたという島田氏。その会があまりに盛り上がり「島田のマイク、収録しよう!」と提案した島田氏が収録した食事会の音声も公開された。島田氏が訪問した3月11日、12日は「BONDS UP DAY」と称し、クラブ初の来場者数3000人超えを目指した活動が行われている最中であり、福島の絆が垣間見える食事会となっていた。

 続いては、2つ目の出張先である鹿児島について。鹿児島のさまざまな経営者とつながり、スポンサー企業の獲得にも役立った有意義な訪問であったと語った。鹿児島レブナイズの試合にも訪れ、この日もクラブ最多来場者数の更新(2855人)を目の当たりにしたという島田氏。「一時はクラブが存続危機の状態の時もあったけれど、これだけ盛り上がっているのは感慨深い」とクラブの努力を評した。

 最後は、3つ目の出張先の愛媛での出来事を語った島田氏。愛媛オレンジバイキングスは、ホームアリーナが新B1昇格ライセンス交付の基準を満たしておらず、勝敗に関わらず現時点では昇格できない状況である。島田氏は「勝っても昇格できないことは、選手もファンも気持ちの行き場をなくしてしまう。だからこそホームアリーナの建設が必要なんですということを強く訴えてきました」とし、新アリーナがもたらすビジネスメリットについても言及した。

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