中地区5位の横浜ビー・コルセアーズが今季初めて平塚市でホームゲームを開催する。相手は同じ中地区で2位の三遠ネオフェニックスだが、今季の対戦成績は2勝2敗と五分。相性の良さを活かし、トッケイセキュリティ平塚総合体育館できっかけをつかめるか。
前節はアウェイの秋田ノーザンハピネッツ戦で痛い連敗。ジェイソン・ウォッシュバーンの欠場で相手の警戒が川村卓也とジェフリー・パーマーに集中し、ともにフィールドゴール試投数7本ずつと抑えられた。2戦目はともに2ケタ得点を挙げ、ファイパプ月瑠も10得点17リバウンドと奮闘したが、第3クォーターまでの14点ビハインドが痛かった。2戦とも第1クォーターで後手に回っているのが敗因だ。
三遠も、栃木ブレックスの地力の前に連敗した。横浜同様に、2戦とも試合の入りで大量ビハインドを背負う展開。1戦目は大敗し、2戦目で粘りながら追いつけなかったのも横浜と同じだ。ジョシュ・チルドレスと太田敦也、田渡修人が2戦続けて2ケタ得点とオフェンス面は決して悪くなく、課題は両日93失点を喫したディフェンスと、2戦とも30本以下に抑えこまれたリバウンドだ。
ポイントはやはり試合の序盤。マッチアップが予想されるパプ月瑠と太田がカギを握っている。
文=吉川哲彦