B1リーグ第23節第1戦が3月11日に各地で行われた。
千葉ジェッツはホームの船橋アリーナで滋賀レイクスターズと対戦。石井講祐の得点で先制するも、その後は長谷川智伸に2本の3ポイントシュートを許すなど攻めこまれ、第1クォーターで21-27と6点のビハインドを背負う。第2クォーターは滋賀の得点を10点に抑えると、残り1秒に富樫勇樹がブザービーターを決め37-37の同点に追いつく。第3クォーターでリードを奪い迎えた最終クォーターは拮抗した展開が続くが、試合終了残り1分46秒から石井がインサイド、フリースロー、3ポイントシュートと立て続けに得点を記録して突き放す。リードを守りきった千葉が83-74で滋賀に勝利し、7連勝を達成した。
中地区3位のサンロッカーズ渋谷は敵地で秋田ノーザンハピネッツに勝利。伊藤駿、ロバート・サクレ、広瀬健太の3連続得点で幸先良いスタートを切り、17-12で最初の10分間を終える。第2クォーターでは点差を広げられなかったが、5点リードのまま迎えた第3クォーターにアイラ・ブラウンが13得点を挙げるなど一挙21点を積みあげ、53-38の15点リードを奪う。第4クォーターは得点がなかなか伸びなかったものの、相手の得点をわずか10点に抑え、SR渋谷が63-48で秋田を破った。
横浜ビー・コルセアーズと対戦した琉球ゴールデンキングスは接戦の末に白星を手にした。前半は横浜に攻めこまれ、29-40と11点のリードを許す展開。しかし第3クォーターで7点差に詰め寄り、48-55で迎えた最終クォーターの残り8分1秒から岸本隆一のバスケットカウント、レイショーン・テリーとアンソニー・マクヘンリーが連続得点を挙げ、残り4分45秒で2点差に迫る。その後は一進一退の展開が続き、69-69で迎えた残り1秒に獲得したフリースローをラモント・ハミルトンが沈めて勝負あり。琉球が70-69で横浜との激戦を制した。
富山市総合体育館で行われた名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs富山グラウジーズは、アウェイの名古屋Dに軍配。第1クォーターは21-22で終えるも、第2クォーターは富山の得点を13点に抑え、ジェロウム・ティルマンの9得点を含む23点を重ね、44-35で前半を折り返す。第3クォーターは26点を積みあげてリードを15点に広げるも、最終クォーターに富山の猛追を受ける。徐々に点差を縮められ、試合終了残り5分21秒にドリュー・ヴァイニーの3ポイントシュートで同点に追いつかれる。しかし、同5分2秒から張本天傑、笹山貴哉、ティルマンの3連続得点を挙げると、その後もリードを守りきり最終スコア92-84で勝利を収めた。
東地区4位のレバンガ北海道は中地区2位の三遠ネオフェニックスとの接戦を制した。4点ビハインドで突入した最終クォーターは試合終了残り3分37秒までに11点のリードを許すも、終盤に怒とうの追いあげを見せる。同3分5秒にマークしたダニエル・ミラーのバスケットカウントを皮切りに、ジャマール・ソープ、折茂武彦の連続得点などで70-69と逆転に成功。その後は再び同点に追いつかれるも、同3秒に獲得したフリースローをミラーが沈め、北海道が73-72で劇的勝利を挙げた。三遠はジョシュ・チルドレスが両チームトップの25得点を挙げたが、あと一歩及ばなかった。
【試合結果】
千葉ジェッツ 83-74 滋賀レイクスターズ