2017.03.16

昨季NBLファイナルの再戦、“矛”の川崎と“盾”の三河の地区首位同士が激突

 12月から続いたオーバーカンファレンスゲームも今節が最後。川崎ブレイブサンダースはチャンピオンシップ進出へのマジックが早くも1となり、今節にもCS進出が決まるというタイミングで、シーホース三河との対決が巡ってきた。

 京都ハンナリーズ戦は連勝したが、1戦目は第4クォーターに追いあげられ、3点差での逃げきり勝ちだった。2戦目も第4クォーターに30失点を喫し、トータル90失点。それでも勝てるのは、藤井祐眞ら“セカンドユニット”がオフェンス面で安定感を増しているからだ。2戦目のように時折見られるノーガードの打ち合いも、もはや勝ちパターンとなった感すらある。

 仙台89ERSと対戦した三河も連勝。こちらは、1戦目の第1クォーターでわずか3失点、2戦目は32点差と相手を寄せつけなかった。1戦目に長谷川智也が19得点、2戦目は森川正明が21得点とこちらもベンチメンバーが活躍。加えて、アイザック・バッツが2戦連続で20以上のリバウンドと驚異的な数字を残した。

 昨季のNBLファイナルの再戦となるこのカード。いずれも昨季からほぼメンバーが変わらず、互いに相手のことはよく知っている。川崎の鋭い矛と三河の強固な盾の激突は見応え十分だ。

文=吉川哲彦

シーホース三河の関連記事

B1の関連記事

BASKETBALLKING VIDEO