2017.10.27

同学年の田中大貴と宇都直輝、どちらの日本人エースが試合を支配できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 アルバルク東京が、昨季のチャンピオンシップセミファイナルのリベンジに成功した。川崎ブレイブサンダースとの対決はハイスコアゲームとなり、残り1分を切ったところでの田中大貴の3ポイントが試合を決定づけた。6人が2ケタ得点を挙げた中でも、田中は25得点4アシストとすごみを見せている。ジャワッド・ウィリアムズもシュートをすべて成功させて13得点、さらにチームトップの5アシストをマークした。

 A東京が今節ホームに迎えるのは富山グラウジーズ名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦は相手のオフェンスを止めることができず、15点差で敗れた。前半で18点差を付けられ、第4クォーターにドリュー・ヴァイニーが攻守にハッスルするも点差を詰めるには至らなかった。ただ、大塚裕土デクスター・ピットマンの仕事ぶりが安定してきているのはプラス材料だ。

 かつてトヨタ自動車アルバルク東京(現A東京)に在籍した宇都直輝は、第5節を終えてランキングで得点5位、アシスト2位。飛躍のシーズンを過ごした昨季、古巣との2度の対戦は連敗と返り討ちにあった。その成長した姿で今季こそ白星をもぎ取りたいところ。それぞれチームの顔であり同学年でもある田中と宇都、試合を支配するのはどちらか。

文=吉川哲彦

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