2018.03.27

直接対決は富山グラウジーズがリード、新潟アルビレックスBBは昨季のチームメートに要注意

 前々節第1戦のアウェー戦でレバンガ北海道を破った富山グラウジーズが、前節の第24節もやはり敵地で琉球ゴールデンキングスに土をつけた。ロースコアで進んだ1戦目、第4クォーターに26得点と琉球のディフェンスを攻略して逆転勝利。宇都直輝が第4クォーターだけで10得点をマークしたほか、サム・ウィラードがこの日挙げた7得点がすべて第4クォーターと勝負強さを発揮した。大量92失点で敗戦した2戦目は宇都が今季初めてフィールドゴール成功が0本に終わり、連続2ケタ得点が23試合でストップしている。

 新潟アルビレックスBBサンロッカーズ渋谷との1戦目で勝利。オンザコート数で不利に立った第1クォーターに鵜澤潤が踏ん張り、第2クォーターでオンザコート数の有利を活かした。しかし試合の締め方が悪く、一時20点まで開いた点差を最後は5点まで縮められた。その影響もあったのか、2戦目は序盤から波に乗れず黒星を喫している。

 1試合平均得点では新潟が約5点上回っているが、直接対決では富山のオフェンスが光り、3勝1敗とリード。新潟は宇都や好調の大塚裕土にも注意が必要だが、最も警戒しなければならないのは昨季のチームメート、クリント・チャップマンだ。

文=吉川哲彦

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