2018.03.27

京都ハンナリーズは首位浮上に向け白星を稼ぎたい、西宮ストークスはガード陣のハッスルが必要

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 前節の島根スサノオマジック戦は、京都ハンナリーズにとって11試合続く同地区対決の折り返し地点。しっかりものにして西地区2位以上が確定し、昨季届かなかったチャンピオンシップのイスを勝ち取った。琉球ゴールデンキングスとも6勝差となり、首位浮上の可能性が見えてきた。

 島根との1戦目は立ちあがりから着実に点差を広げて危なげなく勝利。永吉佑也が3ポイントシュート3本をすべて決めるなど18得点と活躍した。前半に苦しめられた2戦目も、第3クォーターにディフェンスで流れをつかんだ。ジョシュア・スミスは2戦計53得点27リバウンド、うちオフェンスリバウンドが15本とゴール下を支配している。

 滋賀レイクスターズと対戦した西宮ストークスは、長かったトンネルからようやく脱出。1戦目は第1クォーターの30失点が最後まで響いたが、2戦目は松崎賢人梁川禎浩らガード陣が果敢にリバウンドに飛びこんだことで16試合ぶりの白星を手繰り寄せた。

 西宮は第3節の対戦で京都から1勝を奪っているが、試合を重ねるごとに失点が増え、第20節の2戦目は102失点。中でも伊藤達哉には24得点を許している。前節から中2日で迎える今節も、引き続きガード陣のハッスルが必要だ。

文=吉川哲彦

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