来季のBリーグ、ライジングゼファー福岡など新たに5クラブへB1ライセンス交付

会見に出席したBリーグの大河正明チェアマン

 4月4日、2018-19シーズンクラブライセンスの第2回判定結果が発表された。

 B1では、第1回判定結果で継続審議となっていたアルバルク東京三遠ネオフェニックス、西宮ストークスの3クラブへのB1ライセンス交付が決定。Bリーグ理事会後の会見に出席した大河正明チェアマンは、A東京と三遠の2クラブについて、「B1ライセンス交付に準ずる5000人以上集客できるアリーナに関して、1年以内にアリーナ事業と建設スケジュールの発表が行われるめどが立ったので申請を許可した」と説明し、次のように続けた。

「A東京は新アリーナの事業運営主体がはっきりして、場所やスケジュールも明確になった。今年中に発表できるのではないか。三遠はすでに愛知県豊橋市から新アリーナ建設が発表されていて、自治体もそれを三遠の本拠地にすることを表明している」

 西宮は財務問題の解消にめどが立ち、アリーナが1年以内に、市内に建設されることが明確になっているようだが、「財務体質の強化・改善」(大河チェアマン)は引き続きの課題である。

 B2では、山形ワイヴァンズライジングゼファー福岡の2クラブへB1ライセンスが交付された。福岡は第26節終了時点で、2位と4ゲーム差をつけて西地区首位を走っており、次節にも「B2 PLAYOFFS 2017-18」進出が決定する。大河チェアマンは「何とか財務超過がクリアされるめどが立っているが、内容を見るとメインスポンサー頼みの印象はぬぐい切れない」と話した上で、「経営陣が新しくなり、期待している。バスケどころ福岡を挙げて応援してもらえるようなクラブを目指してほしい」とコメントした。

 また、中地区首位のFイーグルス名古屋にはB1ライセンスが交付されず。入場者数が増加し、財務基盤も問題ないが、5000人以上収容のホームアリーナを確保できないことから交付は見送られた。

■2018-19シーズン Bリーグ クラブライセンス最終結果
・B1クラブライセンス
レバンガ北海道
栃木ブレックス
千葉ジェッツ
アルバルク東京
サンロッカーズ渋谷
川崎ブレイブサンダース
横浜ビー・コルセアーズ
新潟アルビレックスBB
富山グラウジーズ
三遠ネオフェニックス
シーホース三河
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
滋賀レイクスターズ
京都ハンナリーズ
大阪エヴェッサ
西宮ストークス※
島根スサノオマジック
琉球ゴールデンキングス

仙台89ERS
秋田ノーザンハピネッツ
山形ワイヴァンズ
茨城ロボッツ
広島ドラゴンフライズ
熊本ヴォルターズ
ライジングゼファー福岡

■B2クラブライセンス
青森ワッツ
岩手ビッグブルズ
福島ファイヤーボンズ
群馬クレインサンダーズ
アースフレンズ東京Z
金沢武士団※
信州ブレイブウォリアーズ
Fイーグルス名古屋※
バンビシャス奈良
香川ファイブアローズ※
愛媛オレンジバイキングス

埼玉ブロンコス
東京八王子トレインズ
※第2回判定結果により交付が決定したクラブ

モバイルバージョンを終了