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日本バスケットボール協会(JBA)は7月12日、都内で「第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」に関する記者会見を行った。
昨年度から参加チーム、日程を拡大しカテゴリーの枠を超えた“真の日本一”を決める完全トーナメントとして改編された同大会は、引き続きトーナメント戦によるノックアウト方式が採用される。高校や大学、B3リーグ所属クラブなどが参戦する都道府県代表決定戦を1次ラウンドと位置づけていたが、今年度は同ラウンドを「天皇杯・皇后杯都道府県予選」とし、予選を勝ちあがった男女各47チームが出場する1次ラウンド(昨年の2次ラウンド)から本大会という枠組みに。これにより2017年度の4ラウンド制から、1次ラウンド、2次ラウンド、ファイナルラウンドと3ラウンド制となった。
また、今大会は今シーズンB2リーグに所属する計18クラブの参加が見送られた。会見に出席したJBAの競技統括グループシニアマネージャーの井上雅史氏は「今後もそうしていくわけではない」と前述した上で、「一番の理由としては大会の日程が過密になっている点」とコメント。1次ラウンドは宮城県、岐阜県、山形県の3会場にて9月15日から17日の期間で行われ、同月初旬に開催される「B.LEAGUE EARLY CUP 2018」、同月末に開幕するB2レギュラーシーズンのことを踏まえ、「チームとしてもそこに向けて強化していかなければいけないので、そういった部分での調整の難しさがあると思いました。運営側としても1次ラウンドは3面のコートで同時に試合を行うので、プロとして成り立っているクラブにそうさせるのはいかがなものかとも思い、リーグと話し合った結果、今年度に関しては不参加という形になりました。今後は参加していただきたいですし、来年に向けて改善していきたい」と説明した。
なお、昨年同様、B1の18クラブとWJBLの12チームは2次ラウンド(昨年の3次ラウンド)から出場し、同ラウンドは12月1日から行われる。