2019.12.01
11月30日に、全国で「第95回天皇杯・第86回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」の2次ラウンドが行われ、ノーリツアリーナ和歌山では千葉ジェッツと福岡第一高校が対戦した。
4連覇を目指す千葉ジェッツは、ジョシュ・ダンカン、富樫勇樹、ニック・メイヨ、田口成浩、原修太が先発メンバーに名を連ねた。対する福岡第一は、河村勇輝、神田壮一郎、小川麻斗、クベマジョセフ・スティーブ先発出場を果たした。
開始14秒にダンカンが先制点をマーク。福岡第一も河村がすぐさまやり返す。それでも千葉は、田口や原の得点で開始3分3秒時点で、11-4と試合の主導権を握った。福岡第一もタイムアウトで立て直しを図り、小川の3ポイントシュ-トや河村の得点で食い下がる。ディフェンスをゾーンに変化したり、キエキエトピー・アリとスティーブを同時起用する“オンザコート2”も見せたりと、積極的に仕掛けるも千葉の勢いを止められず、31-19で最初の10分間を終えた。
第2クォーターは小川の得点が先制点こそを許したが、千葉もマイケル・パーカーや西村文男が加点。その後も、福岡第一のディフェンスを崩し、小野龍猛が3ポイントシュートを沈めたり、パーカーが高さを見せたりと多彩な攻撃で、徐々にリードを広げる。福岡第一も激しいディフェンスから早い展開を見せ、内尾が得点したが、パーカーが攻守に渡り活躍を見せ、前半を54-38で折り返した。
後半に入ると、千葉は激しいディフェンスを披露すると、原が外角から得点を重ね、開始3分9秒時点で62-40と22点差を付けた。その後も、原に確率よくシュートを決め、流れを渡さない。ディフェンスでもダンカンやパーカーが高さを見せ、インサイドを支配。福岡第一に簡単にインサイドで得点を許さない。それでも、悪い流れを断ちたい福岡第一はハーパージャン・ローレンスジュニアがディフェンスでチームを盛り上げると、スティーブがダンクを沈め、75-45で最後の10分間へ。
30点差で迎えた第4クォーターは、内尾がインサイドや3ポイントシュートで得点すると、小川も続くとその後はシーソーゲームとなる。それでも、千葉は藤永佳昭やメイヨが加点し、リードを広げ、残り2分39秒時点にコー・フリッピンが3ポイントシュートをマークし、100点に乗せた。その後もリードを広げ、最終スコア-で試合終了。千葉が4連覇に向け、好スタートを切った。一方、敗れた福岡第一は内尾が自軍最多の26得点、河村は21得点、10アシスト、6スティールの活躍を見せた。
■試合結果
千葉ジェッツ 109-73 福岡第一
千 葉 |31|23|21|34|=109
福岡第一|19|19|7|28|=73
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