3時間前

昨季ウェスト決勝の再戦はマブスに軍配…決勝弾を沈めたドンチッチ「楽しかった」

残り約1分にディープスリーを決めたドンチッチ[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

■追い上げるウルブズにディープスリーをお見舞いした男

 10月30日(現地時間29日、日付は以下同)。ダラス・マーベリックスミネソタ・ティンバーウルブズによる、「NBAプレーオフ2024」のウェスタン・カンファレンス・ファイナルのリマッチがウルブズのホーム、ターゲット・センターで開催された。

 昨シーズンのシリーズでは、マブスが4勝1敗でウルブズを撃破してNBAファイナルへ進出。今シーズン初戦ではウルブズのエース、アンソニー・エドワーズが第1クォーターだけで6本の3ポイントシュート成功を含む計24得点とスパークして主導権を握る。

 だが8点を追う展開で迎えた第2クォーターにマブスが35-25でやり返し、61-59の2点リードで折り返すと、両チームによる一戦は同点6度、リードチェンジ15度を記録する激戦に。

 マブスが11点リードで迎えた最終クォーターで突き放そうとするも、粘るウルブズが食い下がり、試合時間残り2分14秒にジュリアス・ランドルがフリースロー2本を成功させて3点差(109-112)へ縮めると、マブスはルカ・ドンチッチが残り1分58秒にルディ・ゴベア越しのレイアップで加点。さらに残り約1分には再びドンチッチがボールを手にする。

昨シーズンのウェスト決勝第2戦終盤で決勝弾を決めたドンチッチ[写真]=Getty Images

「以前にも我々はこのムービーを見てきた。彼は試合で勝つ機会が大好きなんだ。恐れることはない。彼はそこでステップアップしてビッグショットを決めるのさ」

 マブスのジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)が試合後にそう明かしたとおり、ドンチッチはハーフコート付近からニキール・アレクサンダー・ウォーカー越しにステップバックからディープスリーを繰り出し、これが見事リングへ吸い込まれた。

 残り1分4秒に決まったドンチッチの“ダガー”により、マブスが8点差(117-109)をつけた後、ウルブズはエドワーズがフリースロー2本と長距離砲を沈めてなんとか4点差まで詰め寄るも、最終スコア120-114でマブスが勝利。

 ターゲット・センターで行われたシリーズ第2戦も、マブスはドンチッチがゴベアをトップ下付近で左右に揺さぶり、ステップバックから決勝弾となる3ポイントを放り込み、109-108で勝利を収めており、まるで“デジャブ”かのような展開となった。

 今シーズンの第1ラウンドを制したマブスでは、6本の3ポイントを沈めたカイリー・アービングが35得点4リバウンド5アシスト、ドンチッチが24得点8リバウンド8アシスト、PJ・ワシントンが17得点8リバウンド3アシスト、ダニエル・ギャフォードが14得点をマーク。

 またもや決勝弾を突き刺したドンチッチは「昨年(昨シーズン)は楽しかったよ。僕のキャリア、人生の中でも重要な瞬間になったからね。だからここへ戻ってくることができて楽しかった」と話していた。

 一方のウルブズではエドワーズがゲームハイの37得点に6リバウンド3アシスト、ランドルが20得点7リバウンド7アシスト2スティール、ナズ・リードが14得点9リバウンド、ジェイデン・マクダニエルズが13得点4リバウンド4アシスト、アレクサンダー・ウォーカーが11得点3アシストを残すも一歩及ばず。

 マブスとウルブズによる対戦は、12月26日のクリスマスゲーム、2025年1月23日のライバルウィークにも組まれているだけに、次戦以降も白熱した展開が期待できそうだ。

ルカ・ドンチッチの関連記事

NBAの関連記事